Youたちでこの宇宙船 乗り回せよ
色んな惑星(ほし)へ目掛け叫ぼう
Oh! Power name Super name!!!
出典: KANZAI BOYA/作詞:堂本剛 作曲:堂本剛
付けられた名前に不満だった2人ですが、当初はジャニーさんに押し切られてしまったと推察できます。
歌詞のようなやりとりがあったのかは不明ですが、ジャニーさんサイドは自信をもって付けた名前。
この名前を引っ提げて、世界に向けてデビューしようという意図があったと思います。
だからこそ、この曲の歌詞に剛さんが抜擢したのだろうと考えられます。
「You達の名前はいい名前だからやっちゃいなよ!」
というジャニーさんの気持ちがわかるような歌詞になっています。
両者のズレ
KANZAI BOYA 無敵なname
KANZAI BOYA 素敵だね…
KANZAI BOYA 無敵なname…
KANZAI BOYA 素敵だね… 無敵なname…
出典: KANZAI BOYA/作詞:堂本剛 作曲:堂本剛
注目するべきは、この部分から「…」が多く用いられていること。
この部分からは「当時納得せざるを得なかった自分達」を連想することができます。
当時自分たちの名前がダサいと思っていても、名前は社長が決めたこと。
当時13歳だった少年2人に、それを覆すことはできません。
無理やり納得せざるを得ない状況にあった2人の心境が、この「…」から読み取ることができます。
この部分の冒頭だけ「…」がないのは、恐らくジャニーさんサイドのセリフなのでしょう。
このころの2人は、「自分たちの名前は無敵で素敵だ」という暗示をかけていたのかもしれません。
亡くなってからの想い
魂となったジャニーさん
いまじゃもう 魂となりました
誰にも名前つけられず暇よ
もう信じらんないよ
出典: KANZAI BOYA/作詞:堂本剛 作曲:堂本剛
2019年に魂とになったジャニーさん。
名付け親になった師匠が亡くなったことを、あえてジャニーさん目線で歌っている部分の歌詞です。
魂となったジャニーさんは、「名前を付ける相手がいない」という現状に。
それまでSMAPやNEWS、関ジャニ∞といった数多くの名前を付けてきたジャニーさん。
もう名前を付けてグループをデビューさせることができなくなってしまった悲しみ。
この部分ではジャニーさん目線で歌詞にしているというところに、剛さんの愛情が伺えます。
お互いのセンス
このセンス ハイセンス
そうなんす はいそうなんすよね
僕の愛の um… かたまり
出典: KANZAI BOYA/作詞:堂本剛 作曲:堂本剛
この部分からはジャニーさんのセンスと、剛さんのセンスが感じられます。
愛のかたまりはKinKi Kidsの有名な楽曲。
この部分の「愛のかたまり」には2つのセンスが感じることができます。
1つめは、KANZAI BOYAという名前をつけたジャニーさんのセンス。
「僕の愛のかたまり=KANZAI BOYAという名前」とすることで、ジャニーさんのセンスを褒め称えています。
2つめは、ジャニーさんのセンスを自分の楽曲を使って褒めるという、作詞側のセンス。
ジャニーさんを愛して止まない剛さんだからこそできる芸当と言えます。
別の世界で生きているジャニーさん
ラララまた閃いた 誰かほら 僕の御告げ聞いちゃいなよ
誰も拾えないの? ah!!!
出典: KANZAI BOYA/作詞:堂本剛 作曲:堂本剛
きっと剛さんの中で「ジャニーさんは別の世界で生きている」と捉えていると考えられます。
この世界では存在しなくなったけど、別の世界でジャニーさんはきっと生きている。
そうした想いを、「僕の御告げ聞いちゃいなよ」や「誰も拾えないの?」といった歌詞で表現しています。
あるいは、「別の世界で生きていてほしい」という剛さんの切ない想いが込められているのかもしれません。
この部分、PV内で2人は天を見上げています。
細かいところですが、このシーンも印象的。
自分達の想いがジャニーさんに届いてほしいという気持ちが込められている部分とも言えます。
今の気持ち
感謝と後悔の気持ち
KANZAI BOYA 無敵なname
KANZAI BOYA いまさらね…
KANZAI BOYA 無敵なname
KANZAI BOYA 愛しいね…
出典: KANZAI BOYA/作詞:堂本剛 作曲:堂本剛