奥華子「恋」とは?
奥華子の「恋」は、2007年3月21日に発売された奥華子の2枚目のアルバム『TIME NOTE』(タイムノート)の5曲目に収録されている楽曲です。
シングルカットもされておらず、タイアップ曲というわけでもないのですが、だからこそ、歌詞と楽曲、歌声の力でここまで注目されていることがすごい楽曲でもあります。
音楽番組の「関ジャム」で作詞家のいしわたり淳治さんが、すごい歌詞として紹介していたことでも注目を浴びました。
今まで人々がいろんな言葉を使って描いてきた感情をストレートに言い表した発明的な歌詞だったというようなことを言っていたのが印象的でした。
今回はそんな奥華子の「恋」の歌詞にスポットを当ててその魅力に迫りたいと思います。
みんなが知りたい!奥華子の「恋」の歌詞と月9「いつ恋」名言の関連性!
奥華子の「恋」と検索すると、出てくるのが「いつ恋」というキーワードです。
そのキーワードで調べてこの記事に来てくださった方はお分かりだと思いますが、「いつ恋」とはフジテレビの所謂月9枠で2016年1月18日から3月21日まで放送されていた「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」というドラマですが、なぜ、このドラマが出てくるのかと不思議に思う人も多いかと思います。
早速その答えを出しますが、筆者も見ていたのですぐにピンときましたが、名言が多いと言われた「いつ恋」の中でも報われない恋に溺れることとなる、市村小夏のこのセリフが理由だと考えられます。
「好きになってくれる人を好きになれたらいいのに。」市村小夏(森川葵)
出典: https://twitter.com/itukoimeigen/status/694146741419937794
自分が好きな人は、自分に振り向いてくれない。
こんな不毛な恋愛を続けるくらいならと小夏が漏らした言葉が、「好きになってくれる人を好きになれたらいいのに。」でした。
そして、奥華子の「恋」の歌詞はこちらです。
好きになってくれる人だけを 好きになれたらいいのに【 恋 / 奥華子 】
出典: https://twitter.com/20Unchi/status/921306935114133504
この歌詞こそ、先ほど紹介した、いしわたり淳治さんがすごいと言った歌詞の一節なのですが、この後の歌詞解釈を見ていただければわかる通り、同じようなシチュエーションで、言い回しは微妙に違いますが、同じことを言っているということで良いでしょう。
厳密にどちらが先かという話になると、2007年に曲を出している奥華子の「恋」の方が先駆けであるということになるのでしょうが、別にこの歌詞からの引用というような関連性は公式見解ではないため、偶然というべきなのでしょう。
ただ、ドラマを見てこの歌詞を思い出したという人が多かったということですね。
そのくらい奥華子の「恋」がインパクトのある歌詞であり、「いつ恋」がそんなセリフの一言すら多くの人の心に残るような素晴らしいドラマだったということです。
奥華子「恋」の歌詞解釈
ここまでで奥華子の「恋」の歌詞のすごさはわかっていただけたと思いますが、ここからはその歌詞の意味を詳しく見ていきます。
切なすぎる歌詞に共感していただければ幸いです。
あなたが、私には向けられたことのない笑顔をしていたことが悔しかった
偶然 街で二人を見かけた
あの子があなたの言っていた彼女ね
お似合いだった事よりもずっと
見た事もないあなたの笑顔が悔しかった
出典: https://twitter.com/Okhnk_bot/status/713698339548573696
「偶然 街で二人を見かけた」という歌詞から始まるこの曲ですが、その二人は「あたし」の好きな人である「あなた」と「あなた」が好きだと言っていた彼女です。
好きな人と好きな人の好きな女の子が歩いているという景色。
ショックだったことは不釣り合いな彼女や性格の悪そうな彼女だったらまだ良かったのに、お似合いだったこと。
そして、それ以上に彼女に向けられた「あなた」の笑顔は自分の見たこともないような笑顔だったということがショックだったのです。
お似合いなのはもしかしたら「あたし」でも隣に並べばお似合いになれるかもしれないと希望が持てますが、自分には向けられたことのないような笑顔の「あなた」を見て、「あたし」じゃダメで、その女の子じゃないといけないんだと思い知らされてしまったのですね。
もう切なくてたまらないですね。
「あたし」はどうなってしまうのでしょうか。
あたしじゃ駄目な理由と、あなたでなくちゃ駄目な理由
どうしてあたしじゃ駄目なの?
どうしてあなたでなくちゃ駄目なんだろう
出典: https://twitter.com/8_unchik/status/921276921182224384