奥華子さんってどんなアーティスト?
奥 華子(おく はなこ、3月20日 - )は、日本の女性シンガーソングライター。本名同じ。千葉県船橋市出身。東邦音楽大学トランペット専攻卒業。ポニーキャニオン所属。血液型はO型。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/奥華子
奥華子さんは、もともと路上ライブアーティストとして名を上げてきた実績があり、ピアノの弾き語りを得意としています。
赤いメガネがトレードマークの眼鏡っ娘で、知的で可愛らしい雰囲気を持っているのも大きな特徴です。
作詞作曲は全て奥華子さんが行っており、ピアノの他に、トランペットも演奏できます。
音大でトランペットを専攻していたそうですが、自身の楽曲でトランペットの演奏を披露することはあまりなく、ピアノの弾き語りスタイルを今でも貫いています。
切ない歌詞が泣ける!「夕立」ってどんな曲?
「夕立」という曲は、奥華子さんのメジャーデビューシングルである「やさしい花」のカップリング曲としてリリースされました。
後にリリースされた奥華子さんのアルバム「奥華子BEST -My Letters-」の中にも収録されており、ファンをはじめ、多くの人から人気を集めている一曲です。
優しいピアノのイントロから始まるバラード曲で、奥華子さんの凛とした歌声と、切ない歌詞の内容が絶妙にマッチした曲となっています。
歌詞の意味を詳しく解説!
「夕立」の聴きどころや魅力はたくさんありますが、なかでも注目すべきなのは切ない歌詞の内容です。
「恋人同士になれない二人」をテーマにした歌となっており、好きなのに愛し合うことができないという葛藤が描かれています。
そこで今回は「夕立」の歌詞の意味について、独自の解釈を交えながら解説していきます。
《1番のAメロ》公にできない二人の関係
いつの間にか 出会ってしまった僕らは
太陽さえも 味方に出来ないまま
出典: 夕立/作詞:奥華子 作曲:奥華子
偶然なのか、それとも運命なのかは分からないけど出会いを果たし、お互いに惹かれ合うようになった二人。
「太陽さえも~」という部分の歌詞から「公にすることができない状態」をイメージすることができます。
普通のカップルだったら、太陽が照らすような場所(=みんなの目につくような明るい場所)でも堂々と一緒にいることができるけど、僕たちにはそれができない…。
そんな切ない気持ちが、冒頭から綴られていますね。
この歌に登場するカップルは堂々と付き合うことができない状況に置かれているということが、この1番のAメロの歌詞から分かります。
《1番のBメロ》普通の恋人にはなれない
8月の光る海は 二人には眩しすぎる
普通の恋人に どうしても なれないから
出典: 夕立/作詞:奥華子 作曲:奥華子
曲のタイトルが「夕立」というのに加え、「8月」という言葉が歌詞の中に登場してきているので、季節は真夏であることがはっきりと分かります。
公に愛し合うことができない事情を持っている二人だから、真昼の海辺をデートすることだって難しい。
どんなに頑張っても、二人は決して普通の恋人にはなれない…。
とても複雑な状況であることが分かる歌詞ですね。
《1番のサビ》夕立の中で君を抱き締めたワケとは
いつだって僕たちは 彷徨う風のように
ひたすらに愛し合う場所を探してた
夏の午後 夕立が君をさらいそうで
少しでも離れているのが怖かった
細い腕 濡れた唇 抱き締めてた
出典: 夕立/作詞:奥華子 作曲:奥華子
それでも好きな気持ちが抑えられないから、誰の目にもつかないような場所で隠れながら愛し合っている二人。
ある夏の午後、一緒にいる時に突然降ってきた夕立。そして、急に襲ってくる不安。
深い事情を抱えているからこそ、突然この関係が終わって、君がいなくなってしまってもおかしくない。
そんな風になるのが怖くて、夕立が降る中、思わず君のことをギュッと抱きしめた…。
とても切ない情景が伝わってくる歌詞ですね。