色を表すその他のアイテム

井上苑子【コトノハノオモイ】MV解説!女子生徒たちはどんな青春を過ごした?美しい紙吹雪の演出にも注目の画像

紙吹雪以外にも色を表すアイテムが登場します。

MV後半で傘をさしている4人に降ってくるもの…色鉛筆、ペンライト、ノート、羽根

これは4人の想いがそれぞれであることを表現しているのだと思います。

好きなものや目指している夢はみんな違います。

だから悩みも4人4様なのです。

彼女たちはまだ根本的に解決することはできないけれど、ただ笑って過ごすことはできます。

"言葉"と同じくらい"笑顔"でいられることは大切なのです。

過去と現在の違い

笑顔に溢れる学生時代

夜の教室の描写だけでなく、砂浜を駆け抜けて笑い合う4人の映像もあります。

これは、ただ笑っているだけで楽しかった学生時代を表現している様に感じました。

個人的な意見ですが高校1年、2年の頃は部活や勉強や恋愛にがむしゃらに没頭できる時期だと思います。

でも3年生になったら途端に進路の話ばかりになって、今までの余裕がなくなってしまうのです。

理想と現実の答え合わせが近づくと、不安が彼女たちの笑顔を次第に減らしていきます。

大人になってからの変化

このMVでの"大人"の部分は井上さんの輝く笑顔が物語っているのではないでしょうか。

言いたくても言えなかった言葉や後悔している言葉。

そして誰かの人生に影響するほどの名言レベルの言葉を知らず知らずのうちに発しているかもしれません。

もどかしい葛藤を繰り返して人は更に強くなっていくのです。

4人がどんな大人になったのかは映像からは分かりませんがきっと乗り越えて明るい場所にいることでしょう。

女子生徒4人はどんな青春を過ごしたのか?

女子生徒たちが過ごした青春とは、私たちが経験した(またはしている)ものとそう変わりはありません。

意味のないことで毎日笑ったり、大人になっていく不安に押しつぶされそうになったり…。

そんなときに救ってくれるのが仲間からの愛のある"言葉"なのです。

そしてどんなに時間が経ってもその言葉が4人を学生時代に連れて行ってくれるのでしょう。

歌詞だけ見ると恋愛ソングのようですが、こうやって青春時代に置き換えると誰もが共感できる内容です。

爽やかな笑顔の井上さんに対して迷いや不安の表情を浮かべる女子生徒たち…。

その対比こそが"言葉"の二面性を私たちに教えてくれるような気がしました。

「コトノハノオモイ」にはいつか今日が思い出になってしまう…というニュアンスが込められています。

一緒にいる時間をどうすれば鮮明に記憶に刻むことができるだろうかと考える様子にも愛を感じました。

最後に

井上苑子【コトノハノオモイ】MV解説!女子生徒たちはどんな青春を過ごした?美しい紙吹雪の演出にも注目の画像

今回は「コトノハノオモイ」の映像から伝わる青春について解説していきましたがいかがでしたか?

フレッシュな井上さんが演奏する「コトノハノオモイ」には様々な想いが込められていました。

ポジティブな歌詞なのでMVも明るいまま制作することもできたと思います。

そこにあえてダークな一面を取り入れたことが井上さんのこだわりだったのでしょう。

「コトノハノオモイ」は、楽曲によって世界観が全く違う彼女の魅力を存分に感じることができる作品です。

井上さんの楽曲の中で視点がかなり特徴的なものがあります。

卒業ソングでありながら、こちらの予想を遥かに上回る意外性に驚かされました。

そして「コトノハノオモイ」同様に綺麗な情景を歌詞から感じることができます。

その楽曲「君に出会えてよかった」です。

井上さん自身が学校を卒業するタイミングでリリースされた楽曲で、リアルな表現が魅力的でした。

この楽曲からおよそ3年後にリリースされているのが「コトノハノオモイ」です。

卒業当時の彼女と大人になっていく彼女の様子を聴き比べてみると新たな発見があるかもしれません。

高校生にしてメジャーデビューを果たした彼女だからこそ描けた卒業ソング。井上苑子の1stアルバム「Hello」に収録されている、NOTTVドラマ「サクラ咲く」の主題歌にもなった1曲「君に出会えてよかった」を紹介します。

「君に出会えてよかった」の詳しい解説はこちらから読むことができます。

青春時代真っ盛りの井上さんを知るにはもってこいの作品です。

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