井上苑子×n-buna 驚きの新次元ポップミュージック

【井上苑子/ファンタジック】歌詞の意味を徹底解説!「夢のようでした」と過去形で歌っている理由とは…?の画像

小学生の頃からストリートミュージシャンとして活動してきた井上苑子

『ファンタジック』は自身7枚目のシングルレコードです。

作曲と作詞に、ボカロPとして活躍中のn-buna

n-bunaとは?

n-bunaは、2012年ニコニコ動画デビューのボカロP

2015年発表の初音ミクのこちらの楽曲は現在も人気名曲です。

YouTube上で泣けるボカロとして再生が重ねられています。

まずは『ファンタジック』を聴いてみよう!

疾走感のあるテンポのいい映像と、井上苑子のオフショットとも思える自然体の映像が印象的なMV

井上苑子の声とn-bunaの曲の相性の良さにも驚かされます。

『ファンタジック』徹底解説!

では、いよいよ『ファンタジック』の歌詞を読み解いてみましょう。

歌詞は井上苑子とn-bunaの共作です。

ファンタジックな恋って?

ファンタジックな 恋をして 今も 君が見れない
写真の向こうで 笑う君と 冬の部屋で 一人

出典: ファンタジック/作詞:井上苑子 n-buna 作曲:n-buna

明るく輝く未来を思い描く一方で、不安もある、なんだか宙ぶらりんな年頃

そんな時に思いもかけない素晴らしい恋、目の眩むような恋をします。

バラ色のファンタジーの世界の中にいるような素敵な恋です。

その恋がどんなに素晴らしくても、所詮ファンタジーは現実ではありません。

夢は夢

恋の相手は写真でしか見ることのできない人です。

せつない恋の予感がします。

髪を切っても 恋の歌 止まることさえ 知らないで
何もない日々と 失敗の染み ばかり数えて

出典: ファンタジック/作詞:井上苑子 n-buna 作曲:n-buna

違う自分になりたくて、気分を変えたくて髪を切ります。

髪を切るのは失恋の象徴です。

髪を切ったからといって、気持ちが変わるはずがありません。

恋心は止まることもできず、いとしさは募るばかりです。

日々の生活は味気なく、心が浮き立つようなことはなにも起こりません。

君がいない生活はただ時間だけが過ぎていきます。

何をしても心は君のことでいっぱい。どうでもいい失敗ばかりしてしまう。

そんな失敗の積み重ねがまた自分の心を暗くしてしまいます。

君が僕に灯してくれたあかりは

ねぇ ほんの小さな灯りも 僕の胸は 覚えてる

出典: ファンタジック/作詞:井上苑子 n-buna 作曲:n-buna