【ウワノソラ/クリープハイプ】大好きと大嫌いの間でのたうち回るってどういうこと？！歌詞の意味を解釈！

この楽曲は全部通して聴くと、恋人関係での感情かなとも思えるのですが、筆者は色々な人間関係に当てはまるなと感じています。

思春期で親の存在がどうしたってうっとうしく思える時なんて、（親からするとショックですが）口うるさく言われた際に“いっそこのまま～”とか思ってしまいます……。

自分の進路について考えなければいけない時期にも、当初は“自分の進路だから自分で”と親は言っていたりします。

しかし子供側が具体的な進学希望校の名前を言ったとたんに“ダメ”というなんてのもよくある話です。

そんな時、心の中では“嘘つきだ！”って何度も叫んでしまいますよね……。

ただこうした感情はここまで述べてきたような場合だけでなく、恋人関係でも友人関係でも起こり得ることです。

このため、筆者はこの楽曲の底に流れる感情について、様々な人間関係に当てはまるな、と思えたのでした。

頑張っても頑張っても嫌いになれない相手なのに、どうしても好きより嫌いという気持ちが上回ることなんて、生きていればよくあります。

こちらが“大好きと大嫌い”の間でのたうち回っている間、こちらを悩ませている相手とは言うと何も変わらない日常を生きていることって多くありませんか？

その姿を見ると自分が悩んでいるのが“馬鹿みたいだな、っていうか馬鹿だな”と思うこともしばしば。

こちらは相手の態度や言葉、感情に振り回されているのに、相手は全然そんなこと気にしていないと分かった時の脱力感は本当に深いです。

こちらが大きな心に大きなダメージを受けているにも関わらず、何1つ変わらない日常を送る相手に対して“だからこのまま消えてしまうよ？”と言いたくなるのは構ってちゃんなんでしょうか。

本当は好きで、大事なのに、素直になれない自分を消したかったり、相手を傷つけたくなったり。

人間の心は一度こんがらがるとなかなか素直にはなれません。

本当はこのまま消えたくないのに、相手を困らせたくて“このまま消えてしまうよ？”という自分だって嘘つきですよね。

でも相手を困らせる嘘をちょっと愛してしまう、そんな気持ちも、何だかわかる気がしませんか？

相手に対して素直な気持ちになれない時、心はやはり“大好きと大嫌い”の間で右往左往しています。

大好きだって本当は伝えたいのに、でもどうしてもそれをストレートにその気持ちを伝えられないでいると、“大好き”と“大嫌い”の順番はつい“大嫌い”を後にしてしまうでしょう。

大好き！って叫んだ後に、大嫌いー！と言ってしまうあまのじゃく感が何とも可愛らしく感じてしまいます。

相手を嫌いになれない、大好きだとバレていても、素直になんてなれるもんか！と強がるのが、やはり可愛いです。

どの曲も非常に個性的で、唯一無二の存在感があるクリープハイプ。

2018年2月～3月期には「おばけでいいからはやくきて」でEテレ“みんなのうた”にも登場し、新たなファン層をつかんでいます。

コアなファンだけでなく、様々なファンに彼らの楽曲が広がって、彼らの魅力が多くの人に知られるのは嬉しいですね！

これからも独自路線をきわめて伝説を生み出し続けてほしいですね♪

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