歌詞解説

「菅田将暉/さよならエレジー」はドラマ〇〇の主題歌!石崎ひゅーいが作詞・作曲した歌詞の世界観とは?の画像

僕は今無口な空に
吐き出した 孤独という名の雲
その雲が雨を降らせて虹が出る
どうせ掴めないのに

出典: さよならエレジー/作詞:石崎ひゅーい 作曲:石崎ひゅーい

”エレジー”という言葉には”哀しみを歌った詩”という意味があります。

”さよなら”は別れの言葉ではない、悲しいことではない、なんて言われることもありますがこの楽曲は悲しい歌なのです。

叙景的というよりも叙情的な歌詞だと思います。

歌詞には言葉として出ていませんが、気怠さ、空っぽ、諦めなどが感じられました。 

”孤独という名の雲”とはつまり溜め息のことを表しているのでしょう。

白い溜め息が空に届き、雲になるのです。その雲が雨を降らし、虹ができる。

虹から連想されるのは綺麗、美しい、笑顔などポジティブなワードだと思います。

ですが、次に来るのは”どうせ掴めない”というネガティブな言葉なのです。

どこか俯瞰しながら世界を見ている”春海一徳”のイメージと重なります。

初めてのキスを 繰り返して欲しくて

出典: さよならエレジー/作詞:石崎ひゅーい 作曲:石崎ひゅーい

この部分の歌詞ドラマとリンクしているのでしょう。

ドラマの中では、”宰子”とキスをすることで過去に何度も戻る”エイト”。

最初は殺されると思っていたにも関わらず、キスすることで過去に戻れると分かって、何度もキスを利用するようになりましたね。

愛が僕に噛みついて
離さないというけれど
寂しさの形は変わらないみたいだ
舞い上がってゆけ
いつか夜の向こう側
うんざりするほど 光れ君の歌

出典: さよならエレジー/作詞:石崎ひゅーい 作曲:石崎ひゅーい

恋人と別れて、寂しいから他の人でその穴を埋めようとする。常に誰かの愛が欲しいと考えている。

ですが、そんなことでは本当の寂しさを埋めることは出来ないのです。

きっと歌っている時だけは、寂しさなんて感じること無くいられるのです。

だからこそ、それを悲しみの歌に乗せて歌うのです。

ドラマの中では金と権力を手に入れることしか考えていないエイト。

心の中身は空っぽで、そんな虚無感を歌っているのかもしれません。

楽曲制作は菅田将暉も参加

作詞作曲はクレジット上、石崎ひゅーいさんの名前が書かれていますが、菅田将暉さんも相談を受けながら制作に関わったようです。

菅田将暉さんに対してかなりまっすぐなイメージを持っていました。

これまでにリリースしてきた曲も「見たこともない景色」「呼吸」と、真っ直ぐさを感じるタイトルでした。

ですが、今回は石崎ひゅーいさんらしい切なさが混ざった曲になっており、菅田将暉さんの新たな一面を見られたのではないでしょうか。

終わりに

いかがだったでしょうか。菅田将暉さんの「さよならエレジー」について解説させて頂きました。

叙情的な部分が多く、解釈が難しい歌詞ですね。「花瓶の花」のようにストレートなものではありませんでした。

山崎賢人さんがどんな表情をしているのかなど、ドラマのことを考えならがレコーディングを行ったようで、ドラマの世界に近い楽曲になっていると思います。

「菅田将暉/さよならエレジー」はドラマ〇〇の主題歌!石崎ひゅーいが作詞・作曲した歌詞の世界観とは?の画像

ニューアルバムがリリース

2018年3月21日にはニューアルバム「PLAY」がリリースされます。

今回楽曲提供を行った石崎ひゅーいさんに加え、amazarashiの秋田ひろむさん、忘れらんねえよの柴田隆浩さん、黒猫チェルシーの渡辺大知さんなども参加しています。

このままどこまで突き進んでいくのでしょうか。今後の活躍がとても楽しみですね。

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