山の頂上を目指すGalileo Galileiの10thシングル

「クライマー」はGalileo Galileiの記念すべき10thシングルでした。

タイトルは英語で「登山者」という意味。

登るという意味の「climb」に、人を表す「er」がくっついた英単語です。

タイトル通り山道の自然を思わせるのどかなメロディで始まり、サビで一気に羽ばたくような爽快感が!

歌詞はまさに山を登るように、頂点を目指す人を応援する曲となっています。

公開されているMVでは狭い車内の中からスタート。

ボーカルの尾崎さんが手持ちカメラを持って自撮りしつつ、歌いながらバンドルームに向かっていきます。

限られた照明の下で歌うGalileo Galileiの映像は、本当にその場でライブを見ているかのよう。

いったいどんな山を登っているのでしょうか。

誰もが自分を重ねたくなる歌詞を見てみましょう。

アニメ「ハイキュー!! セカンドシーズン」ED曲

galileo galilei【クライマー】歌詞解説!頂点を目指すあなたに…「ハイキュー!!」ED曲の画像

「クライマー」はアニメ「ハイキュー!! セカンドシーズン」最初のED曲。

男子バレーボール部を舞台とする大人気作品で、小説やVOMICなど様々なメディア展開もされています。

低身長にも関わらず常人離れしたスピードとジャンプ力を持つ日向翔陽と、天才と呼ばれた影山飛雄の物語。

まさにスポーツ青春ものの作品で、恋愛色はほぼ入れずにバレーボール一直線なお話となっています。

アニメは海外でも放送されているほどで、今や日本の大人気アニメの一角になりました。

女性ファンも多く、舞台の宮城県に聖地巡礼する人もいるのだとか!

その後春高バレー予選決勝戦を描いた第三期も、アニメで放送されました。

一見バレーボールに、「クライマー」はなんだか結びつきづらいかもしれません。

しかしGalileo Galileiは曲のお話を聞いた途端、どんな曲になるかはすぐに思いついたそうです。

「クライマー」がどのような形で繋がるのか、非常に気になりますね!

頂上までの途中で

歌詞は最初から山を登っている様子から始まります。

山登りが好きな人もいるでしょうが、道中キツイ場所もあってヘトヘトになることもありますね。

ですがそれ、目標に向かっている時も似たようなことはありませんか?

消費する時間と自由への衝動

僕らの山を登っていたんだ
すりへってくのは 時間だけじゃない
自由を知ると 飛びたくなって
あふれる気持ちに 気付いてしまうよ

出典: クライマー/作詞:尾崎雄貴 作曲:尾崎雄貴

山は高ければ高いほど、登るのにも時間がかかります。

しかし、消耗するのは時間だけではありません。

体力もどんどん減っていきます。

「どこまで続くんだろう」と感じれば、心も精神も疲弊するでしょう。

登っている内に「自分のペースで進めば良い」ということを悟ります。

つまり「自由」ということです。

しかしそれを知ると、今度は一気に飛んでしまいたいと思い始めることに。

一気にゴールまで飛んじゃった方が楽ですもんね。

「早くゴールしたい!」と、はやる気持ちを改めて自覚してしまうのでしょう。

ゴールに近づく実感

今にも届きそうだよ 近づくたびにきらめき
目の前に広がる 僕らのための景色

出典: クライマー/作詞:尾崎雄貴 作曲:尾崎雄貴

一歩、また一歩とゴールに近づいてくる感覚って、ワクワクしませんか?

そのゴールというものがちょっとずつ見えてきて、あともう少しでつかみ取れそうな感覚。

それを感じ取る度に、その先の景色が輝いて見えるのではないでしょうか。

目指している頂上が見えてきたら、自然と足も早まります。

山登りも夢へのステップも、そういう意味では同じなのです。

頂点へとジャンプ!

これからだって 僕の肺は
上って降りるまで呼吸できるよ
辿り着いても“もっかい!”って感じ
目指すその頂点

疑惑を忘れては踏み込んで
まっすぐ翔んでいく僕ら
あえぐように宙を泳いだ手が
掴んだその刹那

出典: クライマー/作詞:尾崎雄貴 作曲:尾崎雄貴