Coccoの『カウントダウン』ってどんな曲?

Cocco『カウントダウン』20年後のMステでテレビ初披露!hideも絶賛!?歌詞&コードを紹介?の画像

デビューシングル!

「カウントダウン」はCoccoのデビューシングルです。1997年に発売された曲でセールス的には伸びませんでしたが、衝撃的な歌詞が特徴の曲。
発売から20年後の2017年「ミュージックステーション3時間スペシャル」にてテレビでは初めて披露されました。

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%80%E3%82%A6%E3%83%B3_(Cocco%E3%81%AE%E6%9B%B2)

Coccoというアーティストの本質を感じることができる名曲です。

物悲しいピアノで曲が始まります。それに続いて悲しみを癒やすかのようなストリングが重なっていきます。

サビで演奏が激しく爆発する曲で、1990年代に流行ったオルタナティブロックの手法を取り入れています。静と動の2つのパートを対比させて曲のインパクトを与える手法ですね。

売れなかった曲を20年後にテレビで演奏するなんて、やはり「カウントダウン」は曲としての深い魅力があるのでしょうね♪

この歌詞をゴールデンタイムで放送したテレビ朝日の勇気が素晴らしいです!

「カウントダウン」の中身を探っていきましょう!

hideが絶賛した「カウントダウン」!

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hideCoccoの「カウントダウン」が好きだったようです。

当時のhideオルタナティブロックに影響を受けて楽器を制作していたので、親近感が湧いたのかも知れません。

ロス・アンジェルスのCDショップで、許可なく勝手に「オススメコーナー」CoccoのUS版のCDを置いてきたそうです。

「Coccoと結婚したい!」と発言したとかしないとか…。それほどCoccoが好きだったんでしょうね。

hideは天国でCoccoの楽曲を聴いているかも知れません。生きていたらCoccoとの共演があったかも…なんて考えると切なくなります。

Coccoの『カウントダウン』の歌詞の意味を探る!

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刺激的な歌詞!

曲名の「カウントダウン」は何を「カウントダウン」しているのでしょうか?

早速、歌詞を見ていきましょう♪

まだ間に合うわ今なら
まだ戻れるわ急いで
あの女にはできない
この想いには勝てない

出典: カウントダウン/作詞:こっこ 作曲:こっこ

恋人を他の女性に取られたのでしょうか。息苦しい嫉妬を感じます。

「あの女」を「この想い」で打ち負かしたいようですね。

嫉妬は本当に苦しい感情ですから、心がキリキリ痛みますよ。

恋人が自分のもとに戻ってきてくれることを切望しています。

この激しい感情の言葉の後ろで、ピアノの伴奏が流れていますが非常に恐怖感を感じます。

さぁ 早くして
撃ち殺されたいの?

出典: カウントダウン/作詞:こっこ 作曲:こっこ

「撃ち殺されたいの」とは激しい嫉妬の感情です。

この言葉を歌詞にはなかなか扱えないですよね。Coccoのアーティストとしての深さを感じます。

「撃ち殺されたいの」は恋人へ向けられたものでしょうね。

私のもとに戻ってこないのなら「殺すよ」ということ。「あの女」のところへ行くくらいなら「私が殺すよ」です。

深い嫉妬の情念。Coccoの心の闇が見える気がします。

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血迷った過ちに
気付いて泣き叫ぶがいい
はり裂けたこの胸に
甘えてごらんなさいな
時間がないわ
跪き手をついて
わたしに謝りなさい
力なくしなだれて
わたしを愛していると
つぶやきなさい。

出典: カウントダウン/作詞:こっこ 作曲:こっこ

ここはオルタナティブロックの様式を用いて演奏が爆裂します。音圧で圧倒されますね。

しかし、本当の気持ちを考えると、好きだから恋人を「撃ち殺したくない」のです。

できるならば、そばにいて欲しいのです。しかし、プライドと嫉妬心で心はドロドロに壊れています。

「甘えてごらんなさいな」は「わたしを求めてよ!!」という悲痛な叫びに聴こえます。

「跪き手をついてわたしに謝りなさい」は、プライドをズタズタにされたことに対する怒りですね。

「わたしを愛しているとつぶやきなさい。」と最後は愛を求めています。

切なさと激しさが同居した素晴らしい歌詞だと思います。

表現としては非常に優れていますが、人間としてのCoccoを考えてみると、どうでしょうか。

これほどの狂おしい感情を描かずにはいられないCoccoのことが心配になりますよね。

こうやって感情を歌にしなければならない理由があるわけですから…。

苦しい人生を送ってきたのでしょうね。Coccoは…。

実際に拒食症や自傷行為をCoccoは乗り越えてきたようですから。

自分の身を削って歌を歌う宿命なのかも知れません。

まだ弾丸は飛ばない
まだこの愛も消えない
まだあなただけ見てるわ
足の指の先から舌を這わせて

出典: カウントダウン/作詞:こっこ 作曲:こっこ