【煙たい/片平里菜】切ない恋心を描く歌詞から見えてくる男性像とは！？歌詞の意味を解説！コード譜あり

この部分の歌詞はほしい言葉をいつもくれない「あなた」の気持ちが知りたくて、いつも不安な「わたし」の心境が描かれていますね。

「トムヨーク」は聴き流すくらいがちょうどいいというのは、レディオヘッドのトム・ヨークのことですね。

トムが生み出してきた楽曲というのは、パッと聴きかっこいいんですが、歌詞の意味をよく考えるとゾッとしたり、棘があるものが割と多いですよね。

英語のネイティブでない私たちにとってはそんな衝撃がより大きかったりするものです。

トムのソロ曲でもいいのですが、レディオヘッドの「Talk Show Host」とか、「Let Down」とかを挙げればわかっていただけるでしょうか。

おそらく、そういった本当の意味を知った上で、聴き流して知らないふりをし、その楽曲のかっこよさだけ楽しむくらいがちょうどいいということなのでしょう。

その前の歌詞の、「わたし」に置き換えると、彼の気持ちは完全に見透かした上で、上手く自分が欲しい彼の優しさや温もりだけを享受する。

そんな甘え上手な子猫みたいな接し方ができればいいのにと言っているのですね。

しかし、そうはいかない「わたし」はこの見出しの冒頭で書いたように、いつも不安で、彼の挙動にいちいち翻弄されているのでした。

一緒に出かける時も、待ち合わせの時にはいつも「わたし」を待たせてばかりの「あなた」。

二人の気持ちはいつも不等号の大きい方が「わたし」のようですね。

それでも、何回待たされても、急に現れて驚かせる「あなた」の笑った顔が可愛いとさえ思う「わたし」は許してしまうのでした。

しかし、許しているだけで、それでいいと思っているわけではないのです。

本当はいつも一緒にいたいし、「あなた」の一番でいたいのが本心なのは当然ですよね。

しかし、そんな本心は心の中にしまったまま、「わたし」はきっと今日も寂しい思いをしているのでしょう。

「煙たい」の歌詞を解釈してみましたが、いかがでしたか？

以前インタビューでは、ちょっと悪くて、余裕のあるようなイメージの男性のことをイメージして書いたというようなことを語っていました。

タバコを吸いながら女性を扱う男性が、余裕があるイメージかは別にして、それでも少し悪い男性がかっこよく見えるというのは少しわかりますよね。

また、この曲のように、好きな人に依存してしまい、冷たくされてもその人ばかりの盲目な状態は経験したことがある人、いるのではないでしょうか。

その恋が自分の中で完全に終わるまでは冷静になれないのが恋愛の難しいところですよね。

そんな心情を繊細に描いているところに片平里菜さんの凄さを感じますね。

では、最後に「煙たい」のコード譜を掲載します。

片平里菜さんのように、ぜひ、アコギで弾き語りしてみてください。

• Aメロ

• サビ

• Cメロ