大嫌いだった
だって綺麗すぎるんだ
はみ出した馬鹿をほっとけない
これは僕の意地だったんだ
出典: 銃声と怒号/作詞:鬼頭大晴 作曲:鬼頭大晴
主人公が大嫌いと言っているのは、当たり障りのない生き方のことでしょう。
邪魔にこそならないにしろ、なんの影響も及ぼさない空気のような存在。
そんな生き方をする人より「はみ出した馬鹿」の方が確かに魅力的ですね。
誰のせいにしたって
きっと分かっていたんだろ
どうか死ぬまで生きていたい
いつか来るのは分かってるよ
でも人として人を見つめてた
憎むことでは変わんないな
銃弾なんかじゃ届かない距離を僕ら繋いでいる
出典: 銃声と怒号/作詞:鬼頭大晴 作曲:鬼頭大晴
「死ぬまで生きていたい」という言葉が印象的です。
これは自分の意志を持って生きていきたいということを表しているのでしょう。
自分の意志を持たずに生きていくのは死んでいるのも同然です。
そして人を憎む気持ちというのは、人のせいにしているから生まれるもの。
誰かを憎んだところで自分は変われないと主人公に気付かせたものもまた「人を想うことの力」だったのでしょうね。
人を想うことと同じぐらいのパワーを持つもの
今もずっとお前を想って歌っているんだ
届けたい分かって欲しいとさ
叫んでるんだ
人は皆誰かを頼って生きていくんだ
なるべく独りじゃないように
願ってるんだ
失敗の毎日を決めるのは君だと思うんだ
大切な毎日だからこそ言えることもあった
出典: 銃声と怒号/作詞:鬼頭大晴 作曲:鬼頭大晴
一番とほとんど同じ歌詞ですが、変わっている箇所は「人は誰かを頼って生きていく」という部分。
誰かが傍に居てくれるということはそれほどに心強いことです。
「人を想うこと」と同じく「人から想われること」も多くの人の原動力になっているのですね。
そして主人公は、自分の生きてきた日々を失敗だったかどうかは自分で決められると言います。
そこから学ぶものがあれば、確かにそれは失敗ではないですね。
人を動かすものは時代や場所が変わっても同じ
いつか誰もが分かり合える日も来るんだ
どっかでそれを望んだ人がいたんだ
銃声や怒号なんかでかき消されたその想いが
脈々と時を超えて海を渡って今此処に
出典: 銃声と怒号/作詞:鬼頭大晴 作曲:鬼頭大晴
この部分にはどこか戦争を彷彿とさせるものがありますね。
好き好んで戦争を起こす人なんて、きっと居ません。
戦争の只中にあって、歩み寄ることを試みた人だってきっと居るでしょう。
その人たちを突き動かしたものは、何度も言われている「人を想うことの力」だったのではないでしょうか。
いつの時代だって人を突き動かすものに変わりはないということを感じさせられます。
誰のせいでも無いのなんかもう分かっていたんだよ
今日を愛して生きてみたい
明日も同じでは無いんだね
なら濁りながらも光っていた
知らない場所で光っていた
銃口なんかじゃ示せないものを僕ら追っている
出典: 銃声と怒号/作詞:鬼頭大晴 作曲:鬼頭大晴
せっかく生きていくのなら「良い一日だったな」と思って今日を過ごしていきたいもの。
今日がダメだったとしても、まだ明日があります。
そう思う主人公を動かしているのもやはり「人を想うことの力」。
それはまさしく、銃声なんかじゃ壊れないものなのですね。
この後の部分は繰り返しになります。
全編に渡って、熱い想いが滲み出るような歌詞になっていましたね!
加速していくバンドの未来に期待!
今回は破竹の勢いを見せるインディーズバンドHalf time Oldの3rdアルバム「真夜中の失踪に聡明と音楽」より、「銃声と怒号」を紹介しました。
熱のこもったメッセージと、とびきりのロックを感じさせてくれる楽曲は、今後ますます加速していくバンドの未来を物語るかのよう。
11月7日のアルバム発売にも期待が掛かります!
そして、この楽曲が好きだという方には街人というバンドもオススメしておきましょう。
Half time Oldと比べると少しマイルドな印象ですが、疾走感溢れるサウンドで魅せてくれますよ。
是非記事を覗いてみてください!
【街人/ロックバンドになって】MV解説!勢い溢れる演奏シーンを堪能!等身大の彼らの魅力が詰まった作品 - 音楽メディアOTOKAKE(オトカケ)
突き進もうとするバンドの想いが滲み出る1曲。街人の1stアルバムのタイトル曲「ロックバンドになって」を紹介します。今後に期待が寄せられる根拠も!
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