GADORO【カタツムリ】歌詞の意味を解釈！誰のことを歌ってる？亡くしてから湧き上がる葛藤と覚悟…

子供の頃にした、野球選手になってヒーローインタビューをするという約束。

おばあちゃんが寂しくないように毎回遊びに行くよという約束。

これまで約束を果たせずに「裏切ってしまった」と自責の念に駆られていたGADORO。

しかしそんな彼も、現実を受け止め、おばあちゃんの強さを継承していたように感じられます。

最後の最後に、彼は新たな約束を綴っています。

おばあちゃんとの約束ではなく、これは自分との約束になるでしょう。

おばあちゃんの娘、つまりは自分のお母さんのことですね。

自分の母を、おばあちゃんのためにも、守っていくと誓ったのです。

カタツムリのように丸くなったおばあちゃんの背中。

おばあちゃんはまさにその背中で、彼に大切なことを教えてくれたのではないでしょうか。

歌詞解説をしっかり読んでいただいた後は、こちらのPVをご覧ください。

終始おなじフロウで歌われる本楽曲には、想いが沢山詰まっていることがうかがえます。

本人も、おばあちゃんとの想い出をとにかく詰め込みたかったというような内容を語っていました。

そう語っているインタビュー記事は以下にリンクでご紹介していますので、ぜひ読んでみてください。

古ぼけた家と人気のない部屋。

時より映し出される写真は彼の私物でしょうか。

歌詞を読み解いた後にもう一度PVを見ていただくと、演出の意味がよく理解できますね。

歌詞とリンクするPVの世界観はまるでドラマのシーンを見ているようです。

ここまでご覧いただき、ありがとうございました。

【カタツムリ】の歌詞解釈をお届けして参りましたが、いかがだったでしょうか。

心の声を言葉として並べラップに込めて歌い上げるGADORO。

彼の多くの曲はハングリー精神を感じる生々しくて孤独で、闇を感じるものが多くあります。

しかしそれは決して暗いだけの音楽ではなく彼の中の想いが心に伝わる魂の叫び。

自分を自嘲し、後悔し、懺悔し…それでも懸命に生きようとする気持ちが伝わってきましたね。

【カタツムリ】はそんな彼の過去と現在、そして未来への生きざまが感じ取れる1曲でした。

多くの困難を乗り越えて今に至る彼の心の葛藤に胸を打たれたことでしょう。

また、それと同時に必ずといっていい程感じる「愛」があります。

平坦な人生ではなかったからこそ彼にしかできない表現があるのではないでしょうか。

まだまだ心に響く、感動する楽曲がありますので最後にご紹介します。

太陽というのは明るいものです。

決して真っ黒なものではありません。

この楽曲では、タイトルからも想像できる通りGADOROの心の闇が投影されているようです。

これまでやってきた行いや生き様に対し、独白し懺悔する歌詞が生々しく綴られています。

人には言えないような過去をもさらけ出すGADORO。

彼を突き動かすものは一体なんなのでしょうか？

【真っ黒い太陽】と同じアルバム『花水木』に収録されている【GO ON】。

行くしかない、前に進むしかないという勇気を与えてくれる1曲です。

かっこ悪くたって生きているだけで十分なんだ、と前向きにさせてくれる本楽曲。

長い人生の中のどん底や困難な壁を前に立ち止まっている人に聴いて欲しい楽曲です。

是非GADOROの思考や生き方に触れてみてください。