”あの歌に出てきた国”とは、理想郷であるブレーメンのことです。

大学生や、社会人になり上京した人はとても共感できたでしょう。

旅立ちには必ず別れがついてきますが、寂しい気持ちは一切感じません。

楽曲が三拍子になっているのも、前向きでワクワクさせてくれるようなニュアンスを含んでいるのではないでしょうか。

ねえ笑おう 手をとってほら
悲しみをはらう為に
もう二度と迷わない
約束したよね
ママ パパ ママ
今もあいたいよ
でもね僕は行くよ

出典: ウィルオウィスプ/作詞:米津玄師 作曲:米津玄師

旅立ちに伴う別れに、悲しみを覚えてしまうこともあるでしょう。

ですが、誰かと笑っている時はそんな悲しいことすら忘れさせてくれるのです。

これは逃げているのではありません。1人では生きていけないので、支え合って生きていくことは逃げではありません。

目の前の幸せに浸っていても良いと思います。

ですが、旅だった先には更なる幸せが待っています。悲しみを乗り越えた先にもきっと幸せが待っています。

「ブレーメンの音楽隊」でも、飼い主の元を離れる動物は勇気が必要だったはずです。それでも勇気を出して歩き出したからこそ、求めていた幸せを掴むことが出来たのでしょう。

ウィルオウィスプとは?

タイトルのウィルオウィスプという言葉ですが、日本語に訳すと”鬼火”という意味になります。

しかし、「ウィルオウィスプ」と「ブレーメンの音楽隊」の共通点はあまり見出せず、なぜこのタイトルになったのかは分かりませんでした。

ブレーメンはドイツの大都市ですが、ドイツにウィルオウィスプの伝承があるそうです。それに由来しているのかもしれません。

また、鬼火は人の魂とも言われているので、この曲に出てくる”ママ パパ”は既に亡くなっているのかもしれません。

このようにタイトルに含みを持たせているのは米津玄師さんらしいですね。

終わりに

米津玄師さんの「ウィルオウィスプ」を紹介させて頂きました。

タイトルの謎は綺麗に解明できませんでしたが、未来に希望を感じる良い曲だと思いました。

「ウィルオウィスプ」は、アルバム全体を引っ張っていくような楽曲になっています。

旅立ちを決めた時に、立ち止まりそうな時に振り返らないように聴きたい一曲です。

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