HY「てがみ」が泣ける!
HYといえば、やさしく温かみのある歌声と耳なじみの良いメロディーラインが特徴。
そんなHYの「てがみ」はすっと心に染み込んでいく美しいメロディーが魅力の曲です。
2014年にリリースされた曲なので、懐かしい!と感じる人も多いでしょう。
中には当時のことを思い出して泣けてくる人も多いのではないでしょうか?
やさしい歌声と爽やかなメロディーにすっと心が持ってゆかれます。
HYの曲はインパクトのあるものではないのですが、とても心地よくリラックスできるところが魅力。
いわゆる“いい歌”です。
BGMとして聴いても全く邪魔にならない心地よさがあるのでおすすめです。
本当に聴きやすいので、何度聴いてもまたリピートしたくなる曲なんです。
PVは見つからなかったけど動画を紹介
ここでPVをご紹介!と言いたいところでしたが、公式のPVは見つかりませんでした。
すでにリリースから月日が経っているからでしょうか。
「てがみ」は手紙って本当に素晴らしいものだな~と考えさせてくれる曲です。
現代ではスマホやネットで人に言いたいことを伝えることができるので、用は足りてしまいます。
しかし手書きの手紙ということに良さを感じている人は多いのではないでしょうか?
時間をかけて書いてくれたこと、そして手紙を書いているときに自分のことを考えてくれていること。
マニュアルであることは手間がかかるものですが、かけがえのない良さもあるのです!
この曲を聴いていると、その良さが「てがみ」という音楽にのってじわじわと伝わってきます。
手紙を書いた思い出が鮮明に蘇ってきて涙が出る!という人もたくさんいるでしょう。
さっそく意味が深いと言われている歌詞の内容を見ていきましょう。
失恋の切なさがグンと染み入る歌詞
突然届いた手紙にドキッ♡
見慣れた文字で君から手紙が届いた
いつもの真っ白でキレイなシンプルな封筒
何度も何度もその手紙を読み返すよ
読めば読むほどに君のキモチがほら伝わるよ
出典: てがみ/作詞:TUN 作曲:TUN
サプライズでしょうか?知ってる人からの手紙ってなんともうれしいもの。
ここでは「いつもの」と言っているのでこれが初めての手紙ではないようです。
もらった手紙を何度も読み返すことはよくあることです。
1度目はさらっと、そして2度目に読んだときには1度目には気づかなかった微妙なニュアンスに気が付いたり。
歌の歌詞でも同じことをすることがあります。
歌詞カードを見ながら妙に感動してしまった涙が溢れたり。
顔が見えないからこそいろいろな想像が膨らみ(ときには妄想も……)、どうしようもない感情があふれ出すものです。
ここでは届いた手紙にドキッとしている主人公の様子が目に浮かびます。
テンポアップしながら思い出が蘇る
あの日ふたりは出会い同じ季節を歩く
春夏秋冬 どれも思い出すたびに思う
ふたりで歩いた坂道や やたら狭い道
どれもこれも思い出は濃ゆすぎてならない
出典: てがみ/作詞:TUN 作曲:TUN
そして手紙を読みながら次々に彼女との思い出が蘇ります。
少しテンポアップするのでスピードをあげて記憶が蘇る感じです。
思い出は良いものばかりといいますが、きっと主人公の彼女との思い出も良いことばかりなのでしょう。
ここではつきあってすぐに分かれたスピード恋愛ではなく、長い間付き合っていた恋人同士という関係性が浮き彫りになります。
手紙を読むことで思い出が蘇り、収拾がつかないくらいの感情があふれ出しているようです。
手紙を読まなければこんなに思い出すこともなかったのに!という主人公の声が聞こえてきそう。
手紙のすさまじいパワーを思い知らされます。
復縁の希望が見え隠れする
今なら君は振り向いてくれるかな
あれから長い月日が経ったけど
やっぱり恋には時効などないのかな
今日も君を後悔と共に思いながら
出典: てがみ/作詞:TUN 作曲:TUN
そしてついに、想いは復縁の希望へと変わります。別れてしまってから後悔して、やっぱりまた付き合いたい!とくっついたり離れたりを繰り返すカップルはたくさんいます。
この人が運命の人なのか分からないのが恋愛。
主人公は別れを繰り返しながら、相手が運命の人なのか見極めている状態なのかもしれません。
このカップルは付き合った期間は長かったけど、別れてからもしばらく経つようです。
だからこそすぐには忘れられないのでしょう。
でもきっとそれが運命の人ならまた復縁するはず。
主人公は手紙をくれたのだから脈あり!と思っているのかもしれませんね。
失恋のシーンを思い出す
置いてきた思い出はふたりでやさしく包んで
いつかまた会ったなら 互いに理想な人に
振り向きもしないまま去って行く君の背中を
冷たい陽が射すよ
出典: てがみ/作詞:TUN 作曲:TUN