相川七瀬「恋心」

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1993年リリース

「恋心」は、1996年10月7日にリリースされた相川七瀬の5枚目のシングルです。

切ないメロディーに、哀愁漂う歌詞が絶妙に絡まった楽曲が、相川七瀬の独特な声にぴったりで、オリコン週間チャートでは自身最高の2位を記録しました。

さらには、自身初のミリオンヒットを達成した作品でもあり、一躍、相川七瀬の代表的な作品に躍り出ました。

アルバム「paraDOX」に収録

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「paraDOX」は、1997年7月2日にリリースされた相川七瀬の2枚目のアルバムです。

「恋心」は、このアルバム7曲目に収録されました。

相川七瀬を代表するヒットソングである「トラブルメイカー」や「Sweet Emotion」も収録され、オリコン週間チャートでは首位を獲得しました。

さらに、1997年度の年間チャートでは13位を記録するなど、この時代の彼女の圧倒的な人気がセールス面でも表れた1枚になりました。

作詞・作曲の織田哲郎がセルフカバー

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また、この「恋心」の作詞・作曲織田哲郎が担当しました。

「恋心」という楽曲自体は、相川七瀬がデビューする前から存在していたそうで、その大人の色気の漂う歌詞楽曲の世界観に彼女が追い付くまでリリースが見送られていたとのことです。

そして、リリースから10年の時を経て、織田哲郎自身によるセルフカバーが行われました。

それが、セルフカバーアルバムである「MELODIES」で、2006年9月20日にリリースされました。

「恋心」は、このアルバムの11曲目に収録されました。

さらに、このアルバムでは、相川七瀬に提供したロック調のアレンジとは違い、民族楽器を盛り込んだ独特のアレンジにリアレンジして、新しい世界観を作り上げています。

PVには自身が○○役で出演!

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そして、「恋心」はPVも制作されています。

しかし、YouTubeには公式のPVはアップされていませんでした。

その内容は、ドラマ風の映像に仕上がっていて、相川七瀬がなんと強盗役で出演しています。

コンビニで銃を乱射したり、衝撃的なPVが話題になりました。

また、作詞・作曲織田哲郎がチーフプロデューサーを務め、マルチな才能を発揮しています。

さらに、織田哲郎自身もコンビニの人質役として出演していて、前述した織田哲郎のセルフカバーアルバム「MELODIES」のライナーノートには、このPVの撮影に関するエピソードも描かれています。

そこには、ガソリンスタンドの爆破だけが予算の都合で出来なかったことを悔やむ旨が紹介されており、このPVの制作にどれだけ力を注いでいたのかがよく分かります。

「恋心」の歌詞を紹介!

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それでは次に、「恋心」の歌詞を見ていきましょう。

ねえ 教えて欲しい もう 戻れないの?

遠く波の音 聞こえた気がした
よりそう二人の隙間に
こぼれ落ちる思い出のかけら達は
言葉にならない切ない予感

出典: 恋心/作詞:織田哲郎 作曲:織田哲郎

まずは導入部分です。

すでに別れてしまった二人の姿が切なく描かれています。

もう戻ることができないことに対して後悔をし、吹っ切ろうとはしていますが、思い出が邪魔をする様子が感じ取れる歌詞になっています。

恋心 あてもなく今 夜におびえているわ
ガラス越しの闇にそっと 涙隠してる

出典: 恋心/作詞:織田哲郎 作曲:織田哲郎

まだ心に残るこの「恋心」のやり場に困っている様子が描かれたサビになっています。

どうしようもなく見渡す窓の向こうの夜の闇の中に相手を想いながら、そっと涙を流す健気な女性の姿が目に浮かんできます。