supercellの「初めての恋が終わる時」とは?

「初めての恋が終わる時/supercell」胸を締め付ける歌詞の意味とは?!初音ミクが歌った??の画像

「初めての恋が終わる時」は、2008年12月29日に発売された、メルトに続く2作目のsupercellの自主制作シングルです。

VOCALOIDの初音ミクを使った楽曲で、当時ボカロオリジナル曲として快挙だったミリオンを達成しています。

「恋は戦争」でイラストを担当した三輪士郎がこの楽曲でもイメージイラストを担当しており、そのことでも話題になりました。

supercell「初めての恋が終わる時」の歌詞の意味が切ない!

「初めての恋が終わる時」はジャケットの涙ぐんだミクの表情も印象的ですが、歌詞の意味を知ると、胸が締め付けられるような切ない歌詞楽曲なんです。

歌詞を全て解釈するので、切ない歌詞の世界観に浸って見てください。

はじめてのキスは涙の味

はじめてのキスは涙の味がした
まるでドラマみたいな恋
見計らったように発車のベルが鳴った

出典: https://twitter.com/KIE_SUmmER/status/797008165615210496

初めてのキスは、別れのキスだったという歌い出しの歌詞です。

ここからどんな物語が語られていくのか気になる冒頭ですね。

せっかく想いが通じ合ったはずなのに、それは最初で最後のキス...どうしてそんなことになったのでしょう。

続きの歌詞が気になりますね。

見計らったようになる発車のベル、「ドラマみたいな恋」という歌詞があるようにドラマチックな恋の物語の始まりです。

幸せそうに浮き足立つ冬の街並みと対照的な私

冷たい冬の風が頬をかすめる
吐いた息で両手をこすった
街はイルミネーション 魔法をかけたみたい
裸の街路樹 キラキラ

どうしても言えなかった
この気持ち 押さえつけた
前から決めていた事だから
これでいいの
振り向かないから

出典: https://twitter.com/freezer999/status/283395753060216832

季節は冬、冷たい風が頬をかすめます。

一人ぼっちで手をこすり合わせる私に対して、街は恋人たちが浮き足立つ、イルミネーションの季節で、魔法をかけられたようという描写ですね。

好きな人への気持ちを押さえつけて、振り向きもせず一人足早に街を抜けていくように、距離を置き、そして別れることを決めた私と街のコントラストが印象的です。

幸せになれない私にはどんな事情が気になる歌詞ですね。

足を止めたら思い出すから片想いに自分で終わりを告げる

ありがとうサヨナラ切ない片想い
足を止めたら思い出してしまうだから
ありがとうサヨナラ泣いたりしないから
そう思った途端にふわり
舞い降りてくる雪触れたら溶けて消えた

出典: https://twitter.com/kiminikataomoi_/status/919337163002560512

「ありがとうサヨナラ」と心の中で繰り返しながら思い出すのは片想いの相手のことだとわかるのはこの部分の歌詞。

前の歌詞から、足を止めずに歩き続けている理由は、思い出してしまうからだったのですね。

泣いたりしないと心に誓った時に、涙のように空から舞い降りた雪が手の上で静かに解けたのでした。

泣けない私の代わりに空が泣いたような描写ですが、本当は心では泣いているのでしょう。

寄り添う二人の姿、本当はキミとあんな風になりたい

駅へと続く大通り
寄り添ってる二人 楽しそう
「ほら見て初雪!」
キミとあんな風になりたくて
初めて作った
手編みのマフラー

どうしたら渡せたんだろう
意気地なし 怖かっただけ
思い出になるなら
このままで構わないって
それは本当なの?

出典: https://twitter.com/mikumikunews/status/342967237906407425