I wanna be a hippie and have a lot of cookies
Across the sea to hollywood meet my dearest Woopie Goldberg,Spielberg
and bla-bla-bla
出典: 揶揄 作詞:野田洋次郎 作曲:野田洋次郎
では、和訳してみましょうか。
”俺はヒッピーになって、たくさんクッキーを食べたい。海を渡って、ハリウッドへ、親愛なるウーピー・ゴールドバーグ、そしてスピルバーグに会うんだ。それでもって何やかやするのさ”
ヒッピーは1960年代に流行った、快楽のまんまやりたい放題の人たち。クッキーはお菓子ですけれど、アメリカでは「かわいこちゃん」を意味する隠語でもあります。
ウーピー・ゴールドバーグは女優さん、そしてスピルバーグは言わずと知れた、ビッグな映画監督。
うーん、何でしょう?良く分かりませんけど、とても退廃的な香りはしますね。とにかく主人公はやりたい放題好きな事したいのでしょうね。ハリウッドに行って。
さらに英語詞は続きます。
What am I saying? I'm insane help me Quwa-quwa-quwa
Du-pa-du-pa-du-pa-du-pa-pa-pa Lupin,Chopin'says "welcome my crisis now"
出典: 揶揄 作詞:野田洋次郎 作曲:野田洋次郎
引き続き、和訳です。
”何言ってんだオレ、おかしいよ!助けてくれ!ルパンやショパンは言うんだ「よく来たな、こんな大変な時に!」”
うっ!難しいですねぇ。あまり意味は無いのでしょうかね?ノリノリで韻(いん)を踏んだ、イカした言葉遊びですよね?きっと。
すいません!解説になっていなくて。でもこれに続くエレクトリック・ピアノのソロがこりゃまた格好いい!
そして、もう一度現世に戻って...
ここで、また現在生きている情景が再び現れます。
誘っといてそりゃないんじゃない?(そう?)
こんな歌ってちょっとひどいんじゃない?(いや、別に)
これで金とんのはないんじゃない?
ってなんだい?なんてったってたったったって
みんな面白くないんだもん
出典: 揶揄 作詞:野田洋次郎 作曲:野田洋次郎
自虐(じぎゃく)は続きますね、「なんだよ、この歌!」これはこの歌の主人公では無くて、もしかしたらVo.の野田くんの本音でしょうかね?
そして最後にチクリと「みんな面白くないんだもん」…これは彼と彼のまわりを含めた、現在の音楽シーンへのイヤミ!?
この世界のことだったら大体わかったから連れてってよ
ノアの方舟でほりゃどんぶらこって引っ張っていってよ
そんなけったいなこと言えるお前には人に生まれるにゃだいぶ早すぎたよ
ほりゃ子・丑・寅・卯・申にもなる気はある?○#*^△!!/×……??
198603345年×お前(アホ)=そう、eternally
日本語に訳すと要するに人間になれるのは 無理
出典: 揶揄 作詞:野田洋次郎 作曲:野田洋次郎
一見して、しょうも無いこの歌の主人公の唯一すごい所は、前世に体験した大変な記憶を覚えているところではないでしょうか?ノアの方舟の話だって、そりゃもう何千年も大昔の話です。
しかし、こんなヤツ永遠に(=eternally)来世は人に生まれ変わるのは無理だと、諦めの念が湧いて来てしまったのでしょう。
俺ってダメな奴、でも…
さらに自虐(じぎゃく)は続く
そしてさらに、自分で自分を傷めつけるような事をこの主人公はやってのけます。あぁ、痛たたた!
縫い合わせた傷が開いたら 思い切って水につけてみてよ
あとそこに塩胡椒を振ってさ 笑ってみてよ(ハハ)
出典: 揶揄 作詞:野田洋次郎 作曲:野田洋次郎
...あのですねぇ、傷口水につけるまではイイんですよ。そういう方法もあるでしょう。でも、そこに塩コショウ振ったら...。
考えただけでも恐ろしい!笑ってる場合じゃないですよ。しかしまあ、このカレはここまで精神的に追い詰められてしまってるのですかねぇ。
今世の未来を諦めないで
そう尋常な感情は相乗して=無情
想像して妄想してブラックホールとボンジュール
暴走して逃走して隣人と抱擁して
この世界のことだったら大体わかったから連れてってよ
来世ってとこに僕を早くひっぱっていってよ
ララルラララルララララルラララルラララ
子・丑・寅・卯・申・カバ・ドジ・僕誰だ
出典: 揶揄 作詞:野田洋次郎 作曲:野田洋次郎
ああ、もうハチャメチャですね。ブラックホールに吸い込まれたって、隣りの人にボンジュールと挨拶してしまう。
「ああ、俺もう駄目だから、早く来世に連れて行ってよ」ー来世に望みをつなごうと考えているようですね。
うん???ちょっと待ってくださいよ、望みって...希望?ああ、そうか、そうなんだ!
カレはこんなグダグダになっても、まだ希望を捨てていないんだ。
きっと、その希望は来世じゃなくて「現世」にあるんですよ!たぶん未来に!