「好きな人」は隠れた名曲

【Kiroro/好きな人】歌詞の意味を解釈!心は繋がっていても離れていく辛さ…遠恋経験者は涙必至!の画像

今回ご紹介するのはKiroroの「好きな人」という楽曲

1999年12月8日に発売されたセカンドアルバム「好きな人~Kiroroの空~」に収録されています。

Kiroroと聞くと「Best friend」や「未来へ」「長い間」を代表作として知っている人が多いのではないでしょうか?

ところがこの「好きな人」も隠れた名曲です。

歌詞では、大好きな相手と離れ離れになってしまった状況をリアルに描写。

切なくも真っすぐな愛を、玉城千春さんの「優しく包み込むような歌声」が見事に表現しています。

シンプルな伴奏と厚みのある歌声だからこそ、歌詞のメッセージがダイレクトに伝わるのがKiroroの魅力ではないでしょうか。

その切実な思いを表現した歌詞共感する人も多いはずですよ。

愛の溢れるMVをチェック

「好きな人」のMVのショートバージョンがYouTubeにアップされています。

映像からはたくさんの「愛」を感じられますよ!

それでは見てみましょう♪

ちょっと懐かしさを感じる人もいるかもしれないですね。

2人が歌唱や演奏をしている部屋の壁には無数の写真が。

たくさんのカップルの幸せそうなツーショットが映されていますね。

そんな素敵な空間の中で、2人は「好きな人」を披露しています。

玉城千春さんの眼差しは、真っすぐな歌声にとてもマッチしている印象。

また、ピアノを弾きながら一緒に曲を口ずさむ金城綾乃さんの表情が、柔らかくて素敵です。

aikoさんとのコラボが凄い!

実は楽曲のフルバージョンでは、Kiroroの魅力である華麗なハモりを見せてくれます。

残念ながらYouTubeにフルバージョンは公開されていないよう…。

しかし、その代わりに素晴らしい動画を発見しました!

なんとaikoさんとKiroroがラジオでコラボした音源があるのです。

大物アーティストで繰り広げられるハモりは鳥肌物。

ぜひ聴いてみてください♪

玉城千春さんの凄く真っすぐな歌唱と、aikoさんのクセのある半音やタメ…。

2つのタイプのボーカリストがそれぞれの持ち味で相乗効果を生んでいます。

特にサビの部分。

aikoさんの美しい高音のハモりが、玉城千春さんのメインボーカルとピタッとハマります。

そして生まれる美しく芯のあるハーモニー。

同じピアノメインの楽曲を得意とする人同士だからこそマッチしているのかもしれませんね。

それでは、歌詞の解釈に移っていきましょう♪

会えない時間が切ない

遠距離のもどかしさ

好きな人がつらい時に
一緒にいてあげられない
今すぐ逢いに行って
ギュッてきつく抱きしめたい

出典: 好きな人/作詞:玉城千春 作曲:玉城千春

この楽曲は遠距離恋愛中の心情を描いています。

愛する人が苦痛を味わっているとき、今すぐにでも飛んで行って心を癒してあげたい。

でも、遠距離だとそれが叶いませんね。

そんなもどかしい気持ちをここでは表現しています。

遠距離恋愛を経験したことがある人は、特に共感する状況ではないでしょうか。

困難を試練として捉える

これからずっと2人だから
神様きっと試練下した
幸せすぎると後でダメになる
だからこんな時乗り越えよう

出典: 好きな人/作詞:玉城千春 作曲:玉城千春

全ての出来事には意味があり、神様は必要な試練を与える。

そんな考え方があります。

ここでもおそらく、そんな意味合いを込めて歌っているのではないでしょうか。

特にこの2人は長い期間、遠距離恋愛を続けることになるみたいです。

ずっと幸せな時間が続いてほしい。

そう願う人はたくさんいると思います。

しかし、光と影は表裏一体。

昼があるから夜もあるのです。

それと同じように、幸せがあれば困難だって訪れるもの。

困難の中で何かの価値や意味に気が付くことができるからこそ、幸せも実感できるのです。

この楽曲は遠距離恋愛中の「困難」を切り取って歌にしています。

今立ちはだかる「困難」は将来の幸せのためには不可欠な試練なのでしょう。