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初期の名曲

【夕陽を見ているか?/AKB48】隠れた名曲の歌詞の意味を解釈!夕陽の沈む空が教えてくれることとは?の画像

「夕陽を見ているか?」はAKB48の初期である2007年にリリースした、メジャー6作目シングルです。

センターポジションは、前田敦子と小嶋陽菜が務めました。何だか懐かしいですね。

この曲は、ほかの数多くあるヒット作ほどの売り上げはないものの作詞の秋元康の思い入れも強いと言われており、隠れた名曲と評されています。

では、その隠れた名曲と言われる理由を、歌詞の意味を解釈しながら解明していきましょう。

帰り道からはじまる物語

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1日の終わりの夕暮れ時、家へ向かう帰り道。今日あったことを振り返りながら帰っています。

「なぜ、あんなことになったのだろう」「あんな失敗はしたくなかった」などと思い、明日への不安も募ってため息をついてしまいます。

楽しいことが勝ち越せばいい

出典: 夕陽を見ているか?/作詞:秋元康 作曲:岡田実音

この部分は、誰もが抱く願望のようにも感じられます。

こうして、今日も少し落ち込みながら家路についている「君」を、少し遠くで見つめている「僕」がいます。

その僕には、「僕ら」としてその重荷を背負う覚悟があるようにも感じられます。そして、「君」に語りかけます。

君だけが抱え込むのはやめて…

出典: 夕陽を見ているか?/作詞:秋元康 作曲:岡田実音

わたしたちは、日々つらいことがあっても、身近な人にはに平気なふりという嘘でやり過ごそうとしてしまいます。

でも、本当の気持ちをさらけ出すこと、そして向き合うことだって大切なはず。

いつもそばにいてくれる彼らだから、平気なふりにはもう気付いているのです。

素直な姿を見せることを、彼らは待っているのです。

しあわせとは何か

特別なものではなく?

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季節の風の向き感じたり 足下の花に気づいたり
小さな出会いに そう感謝できたら 僕らはしあわせになれるんだ

出典: 夕陽を見ているか?/作詞:秋元康 作曲:岡田実音

わたしたちは、目の前に広がる見慣れた世界をつい当たり前のものとして捉えてしまいがちです。

日々立ちはだかるトラブルの一つひとつにいちいち縛られ、周りのかけがえの無い存在を見落としてしまう。

もしも、ふっと自分の頬を伝う風を感じたり、足下に咲く花の色や香りに思いを馳せたりすることができたら…。

そうした出会いにちゃんと感謝できたなら、世界は鮮やかに色めき、より一層素敵なものだと感じることができるでしょう。

それは、「僕ら」が自分の人生をしあわせだと感じることに繋がるのだと、「」に言いたいのではないでしょうか。

しあわせとは、生み出すものばかりではなく、今あるものに気づくものでもあるのでしょう。

「僕ら」のまわりには、すでにしあわせはある。それを感じたり、気づいたりできるかで、わたしたちの人生の可能性は無限大に広がるのではないでしょうか。

シンプルな言葉の中に潜む優しいメッセージに、思わず心が温かくなります。

夕陽が意味するもの

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夕陽が沈む空を見ることも、その「小さな出会い」のひとつと言えるでしょう。

夕暮れ時、私たちの背中を照らしてくれる夕陽。その夕陽が沈む空を、私たちは見ているようで見ていない。

夕陽のように私たちを日々照らしてくれる見守ってくれる人々の存在だって、私たちは当たり前のものとしておざなりにしてしまっている。

でも、彼らは夕陽のように、毎日欠かさずわたしたちを照らしてくれている。

そのことに気づいたら、あなたがまわりの人にとって大切な存在であることだって感じることができるでしょう。

夕陽が沈むことは、合図?