女性の問いかけに対する男性の返し
何も求めていない
何を手に入れたいワケじゃない
むしろ何が欲しいかなんてもう分かってない
冷め切って冷え切ったそんな僕に
良く効く薬が欲しいだけ
出典: カサブタ/作詞:Taka 作曲:Taka
女性は彼が何かを求めて自分の元にやって来ると思っていますが、彼はそうじゃないと言っています。
何度も別れを繰り返し孤独になった彼にとって、欲しいものが何なのかさえも分からなくなっているというのでしょうか。
それでも彼女と一緒にいるのは、寂しくて辛い今日を忘れるため。
光り輝いていた彼女と過ごした日々に戻りたいと思っているのかも知れません。
それだけが彼の空虚な心を満たしてくれる特効薬だと思っています。
私には傷口を広げているように見えますが…
特効薬の副作用でどうなる?
重なって、余計虚しくなったりして
それをまた誰かのせいにして
行き着くとこまで行き着いたって
なんにも残るもんなんてない
出典: カサブタ/作詞:Taka 作曲:Taka
彼女と2人で居れば凍えた体と心が温まるかと束の間の夢を見たものの、一緒にいても更に寂しく虚しくなります。
彼女という特効薬で一瞬温まった彼はその副作用で前より更に冷たく、心も更に虚ろになります。
例えこのまま2人で遠くまで逃げたとしても、幸せにはなれません。
彼女とうまくいかないことは分かっているのです。
これまで何度も同じことを繰り返しているからです。
報われない想い
すくって落ちてく水みたいな愛情に
乾ききった何かを潤すことなんてできない
掌に残った、わずかなその温もりさえも
徐々に干上がってまた繰り返してくんだろ
出典: カサブタ/作詞:Taka 作曲:Taka
彼の片思い?
剥がしてまた赤く染まってく
それでも気付かないふりしてる
過去の傷が物語ってる
でもね
出典: カサブタ/作詞:Taka 作曲:Taka
やめられない…いや、やめたくないんです。
この関係を終わらせたくないんです。
何故なのか分かりません。
この2人にはかなりの温度差があります。
冒頭の歌詞で、彼女はもう昔のようには戻れないとはっきり言っています。
彼女の言葉はそれだけしかありません。
あとの歌詞はすべて彼の想いです。
彼は、会うたびに辛く苦しくなることも、幸せな結末が迎えられないことも分かっています。
それなのに彼女を想うことをやめられないのです。辛すぎる片思い…。