車への愛を込めて

「車」しばりのアルバム

奥田民生【And I Love Car】歌詞の意味を解釈!君と僕の歌とは?車好きの真意を解き明かすの画像

「And I Love Car」はアルバム「CAR SONGS OF THE YEARS」収録の一曲。

このアルバムはタイトルの通り、車に関する曲ばかりを集めたコンピレーションです。

また、トリビュートアルバムでは、松たか子さんがカバーしています。

時代を越えるCMソング

たった1分半ほどの短さながら、とても耳馴染みのよいこの曲。

これまで複数のCMのテーマソングとしても使われてきました。

タイトルでピンとこなくても、メロディを聞けば「ああ!この曲!」と思うのではないでしょうか。

「好き」の気持ちとは

歌詞の内容は、シンプルに車への愛を歌ったもの。

とはいえ、だからこそ深い意味が隠されているような気もします。

それが奥田民生さんの歌詞の魅力とも言えるでしょう。

言葉の中に横たわる「好き」という気持ち。

それについて、歌詞を読みながら考えていきましょう。

車の存在とは

車はただの「道具」?

車はあくまでも
快適に暮らす道具
車に乗らないと
いけない
ワケではないぜ イエー

出典: And I Love Car/作詞:奥田民生 作曲:奥田民生

冒頭から、「車」というものの存在意義を問うようなフレーズが出てきます。

車とは、あくまで私たち人間が使う「道具」の一つである。

確かにその通りといえばその通りですね。

しかし、和訳すると「車を愛してる」という曲のタイトル。

そこからすると、「道具」という言葉だけで片付けていいのか?という気もします。

道具の先にある「愛」

もちろん、自分が使う道具を大事にしている人もたくさんいるでしょう。

けれどそれは道具そのものというより、道具を使って行う物事を愛しているからこそではないでしょうか。

例えば、写真を撮るのが好きだからこそ、カメラを大事にする。

または、音楽が好きだからこそ、楽器や機材の選び方、そして使い方を模索する。

パソコンのパーツにこだわるのも、動作性などをよくしたいからこそ。

他にも例はたくさん挙げられます。

無くても生きていけたとしても

しかしもちろんのこと、全ての人がこれに当てはまるわけではありません。

何かをするための「道具」そのものが好きな人だっているのです。

それを使わなくても、生きていこうと思えば生きていけるであろうものであったとしても。

価値観が違っても

道具よりも「好き」