UVERworld「SHAMROCK」

UVERworldのシングル「SHAMROCK」(初回生産限定盤)の歌詞ページはこちら♪の画像

2006年発売のシングル

「SHAMROCKは、2006年8月に発売されたUVERworldの5枚目のシングルとその表題曲です。

デビューから1年余りの新人ながらオリコン週間チャートでは6位を記録していますが、UVERworldシングルとしては2番目に低い順位となっています。

しかし、売上枚数で見るとUVERworldのこれまでのシングルの中でも4番目に多い枚数を記録しています(2017年8月現在)。

通常盤と合わせて発売された初回限定盤には、2006年のSHIBUYA-AXでのツアーライブのダイジェスト映像が収録されたDVDが同梱されています。

ドラマ「ダンドリ。〜Dance☆Drill〜」主題歌

「SHAMROCK」は、2006年のドラマ「ダンドリ。〜Dance☆Drill〜」主題歌となっています。

UVERworldにとってこれが初のドラマ主題歌となりました。

榮倉奈々さん主演で高校のダンスドリル部が全米ダンス選手権で優勝を勝ち取る物語が描かれたこの作品は、神奈川県厚木高等学校の実話がもとになっています。

女子高生たちを主役にスポーツを通して描かれるコミカルな青春ストーリーは、「女性版ウォーターボーイズ」と称されることもあったようです。

収録アルバム「BUGRIGHT」

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「SHAMROCK」はUVERworldの2枚目のアルバム「BUGRIGHT」にも収録されています。

このアルバムはオリコン週間チャートでは2位を記録し、チャート5位だった前作「Timeless」をランキング・売上の両方で大きく上回るヒットとなりました。

BUG(欠陥)とRIGHT(正解)が組み合わさったタイトルには、「たとえ周りに間違っていると言われても、自分が選んだ道を正解にするかはその人次第」といった意味が込められています。

恋愛に関する曲が多い前作と比べて、生と死や人生についての曲が多いのが本作の特徴です。

「SHAMROCK」のMVは?

「SHAMROCK」のMVは、巨大なプールを舞台に大勢のエキストラを集めて撮影された派手な内容です。

まるでパーティーのような賑やかさが、UVERworldの良い意味で"チャラい"雰囲気に合っていますね。

撮影は外国人エキストラを集めて都内のプールで行われたそうです。

実は切ない歌詞に注目

「君」を失って

あの日僕が握りしめてた夢 今はここにあって
一人になって どこにいたって想ってる君に
胸を突き刺す痛みさえも
「忘れたくないよ」と伝えないのは
せめての気持ち

出典: SHAMROCK/作詞:TAKUYA∞ 作曲:TAKUYA∞

「SHAMROCK」は疾走感のあるアップテンポな曲ですが、実はその歌詞では切ない物語が描かれています。

歌詞の始まりで描かれるのは、夢をつかんだ代わりに「君」という大切な人を失った曲の主人公の姿です。

「君」への未練を抱えながら、相手のためを思ってその気持ちを伝えない「僕」の切ない心情が歌われます。

馬力を最大にキープ ここからは
いやきっと一人で行けると
まだまだファイト 失ったことも糧になって
生きて行けると 言い聞かせる

出典: SHAMROCK/作詞:TAKUYA∞ 作曲:TAKUYA∞

歩みを止めることなく、今までの勢いをそのままに前に進もうとする主人公。

失った「君」との関係すらも糧にして頑張ろうと意気込みます。

しかしそんな力強い言葉の裏には「いやきっと」「言い聞かせる」など、まだ想いを振り切れていない本音が見え隠れしています。

夢の代償に

すべて投げ出し
今すぐに君をこの手にただ抱き寄せたいよと願う声も
離れてく距離に届かない君の匂い
タダ風に揺れて消えてく 夢の代償に・・・

出典: SHAMROCK/作詞:TAKUYA∞ 作曲:TAKUYA∞