すき キライ
大嫌い スキ
好き 嫌い
ダイキライ 好き
すき キライ
大嫌い 好き
キライ きらい 嫌い
ダイスキ
出典: ダイスキ with TeddyLoid/作詞:DAOKO 作曲:TeddyLoid・DAOKO
一歩踏み出し、自分の好きな物を探し始めます。
「好き」と「嫌い」をさまよった結果、最後には自分の「大好き」だと思えるものをみごと掴み取りました。
DAOKOの歌唱にもとても気持ちがこもっていて、表現力が高いですね。
嫌いで溢れている
ボクはボクがキライ 愛せない
声も顔もキライ ダイキライ
今日も作り笑い 愛せない
過去は死んだ未来 ダイキライ
出典: ダイスキ with TeddyLoid/作詞:DAOKO 作曲:TeddyLoid・DAOKO
自分を肯定する力…自己肯定力が弱いのが歌詞からうかがえます。
自分自身に否定的なイメージを持っているのですね。
過去の経験に良い印象を抱いていないとも考えられます。
これは自信がないことの現れともいえるのではないでしょうか?
自分の歩むべき人生を生き抜くことで、自信はみなぎり、過去の行動も肯定できるようになるのだと思います。
本当の自分はこうなりたくない
ダレのせいだ
ボクのせいじゃない
出典: ダイスキ with TeddyLoid/作詞:DAOKO 作曲:TeddyLoid・DAOKO
この自己肯定力の弱い状態を作り出すのは、環境的な要因が大きいといえます。
褒められなかった、自己を侵害された、自己表現が許されなかった、放置された…。
そんな過去の苦しい経験でこの状態は形成されることが多いのです。
このフレーズには「僕自身がなりたくてこうなった訳じゃない!」という心の叫びを感じられます。
言い換えれば、本当はもっと好きなことで満たされたいということ。
否定的な自分でいることを望んでいる訳ではないのです。
足を取られる必要はない
ネガティブを脱ぎ捨てる
自慰行為 何も生まない同士
消耗 乳繰り合う猿芝居
自暴自棄位が丁度いい
己を投げ捨てて自己覚醒
出典: ダイスキ with TeddyLoid/作詞:DAOKO 作曲:TeddyLoid・DAOKO
辛い経験やネガティブな事柄を口にすることは、生産性がありません。
傷のなめ合いで心が軽くなる気がしても、「未来へ力強く突き進む姿」とは程遠いと思いませんか?
そのことを前半ではいっています。
そして、「がむしゃらになった方が今の自分にはちょうどいいんじゃないか?」と気がつきました。
これは自分が本当に望む未来へ進むための「助走」。
今までの「優柔不断でネガティブな自分」を脱ぎ捨て、本来の輝く自分を呼び覚ましましたね。
もういいかい (HATE)
まだだよ (HATE)
もういいかい
ダイスキを貫け
非公開 (HATE)
もういいかい
もう もういいよ ね
蘇生 LET’S GO!!!
すき キライ
大嫌い スキ
好き 嫌い
ダイキライ 好き
すき キライ
大嫌い スキ
キライ きらい 嫌い
ダイスキ
出典: ダイスキ with TeddyLoid/作詞:DAOKO 作曲:TeddyLoid・DAOKO
またここでも、一歩を踏み出すための自問自答をします。
「蘇生」は生き返るという意味。
死んでしまった信念を呼び覚ましたのでしょう。
罪悪感からの脱却
ボクはキミがキライ 愛せない
パパもママもキライ ダイキライ
皆 被害者みたい 愛せない
ボク等生きる機械 ダイキライ
ダレのせいだ
ボクは悪く無い
出典: ダイスキ with TeddyLoid/作詞:DAOKO 作曲:TeddyLoid・DAOKO
今度は自分ではなく他人に対しての「嫌い」という思い。
「被害者」のように自分の不幸話をして、結局は傷の舐め合いから抜け出せないでいる人たち。
愛に飢えているのかもしれませんね。
そこに「自分の意思を貫く人間らしさ」は感じられない。
まるで機械のように他人の人生を生きている。
僕はこの「被害者」のように振る舞う人たちに囚われ続けて来たのではないでしょうか?
「どうすれば救えるのだろう?」
「僕のせいなのかな?」
こういった心情から自己が抑えられ続け、自己肯定力が弱くなってしまったとも考えられます。
そして最後には罪悪感を断ち切りました。