【ダイスキ with TeddyLoid/DAOKO】歌詞を解釈！見失ったスキ…取り戻したい想いとは

先ほどの罪悪感を断ち切るフレーズと内容がマッチしていますね。

1番では「大好き」でしたが、今回は「嫌い」で締めくくっています。

「手鏡」は自分の姿が他人にどう映っているのか気にしていること。

周囲の目線を気にするのではなく、自分の向かう未来へ目を向けることを投げかけているのだと思います。

今は自信がなくても、踏み出せば自然と後から自信が湧いてくる。

困難が訪れネガティブな気持ちになっても自分を見失わずに、行動を起こした「動機」を思い出そう。

そう、もう歩みは止められないのです。

壁に当たって挫折しそうになるなら、むしろどんでん返しを仕掛けて見せつければいい。

周囲を気にして行動しているうちは「本当の自分」を出せていない。

自分本来の素質やダイスキを見つけ出し、唯一無二の存在になろう。

こういった力強い意味合いが込められていると解釈しました。

「成功する未来」をしっかりと見据えた、鋭い言葉には感銘を受けます。

努力次第で未来は変わること。

そして、汚い自分だって隠さないで出してしまえばいいということ。

行動を起こした今、誤魔化しは意味を成しません。

自分の行いがそのまま自分へと巡り返ってくるのです。

そして「宝物」は先ほどラップのパートで歌っていた「動機」のことではないでしょうか。

自分にとって大切なものは一体何なのか見定めて、スタートを決めたはずです。

皆さんは青春時代に心惹かれるものはありましたか？

幼い頃や、青春時代に味わった「ワクワク」「楽しい」「夢中」といった初期衝動。

そこには自分が真に好きなものが何なのか、答えが隠されていることがほとんどでしょう。

それを貫き通すことで、自分という人間の芯が出来上がるのではないでしょうか？

学校のCMソングらしい展開ですね。

そして、最後の行のフレーズに注目。

人生は一度きり。

どうせなら大きな「博打」をしてしまおう。

自分の信じる道を選択し、突き進んだからこそ、後悔のない人生を歩めるのではないでしょうか。

そこに待ち受けている困難も「苦痛」だと思わず乗り越える精神力は、自分の人生を生きているから産まれるのではないでしょうか。

DAOKOの代表曲「ダイスキ with TeddyLoid」はいかがでしたか？

聴いていると力がみなぎる、素晴らしい楽曲でしたね。

言葉数が多く、じっくり歌詞を見ないと聞き流してしまうこともあるかもしれません。

でも読み解いていると、ひとつひとつのフレーズに深い意味が込められているのが読み取れます。

余談ですが、この楽曲は筆者が世界で一番好きな楽曲です。

力強いメッセージに支えられました。

こういった自分の感情を突き動かす音楽との出会いも「初期衝動」のひとつではないでしょうか？

そこには自分の隠された感情が眠っているのだと思います。