【想いあい/the shes gone】歌詞の意味が超深い…鋭く切り込んでみる！独特の空気感が魅力

以前付き合っていたころの思い出を振り返る主人公。

嬉しかったことも悲しかったことも、今となっては全てが愛おしく思える。

離れていた頃はその思い出にすがるしかありませんでした。

しかしそれももう過ぎた話。

主人公が求めているのは昔の彼ではなく、今の彼です。

これから2人で過ごしていくことで、すがっていた思い出を本当の意味で思い出にしていこうと誓う姿が描写されます。

最後に一度離れてしまった原因が自分にあることを語る主人公。

「離れてみて初めて自分の傲慢な態度に気付いた」といったところでしょうか。

離れてこそわかることというのはあるものです。

その出来事が主人公に大切なことを気付かせたのなら、これはあって然るべきだったのでしょう。

やったことは変えられないと言っていますが、それに気付いた彼女は自分を変えていくことが出来るはずですね。

ここに来て「想いあい」というタイトルの意味もわかってきましたね。

一度離れたことで、自分の傲慢さに気付いた主人公は彼を思いやることを学んだのですね。

これを経て2人はまさに「想いあう」ことの出来る関係になっていくのでしょう。

最後まで聴いてこそ意味が歌詞と繋がってくるこのタイトル。

まるで短編小説を読んでいる気分になりますね。

今回はthe shes goneの「想いあい」を紹介しました。

ポピュラーの枠から少し外れた楽曲の成り立ちに、タイトルとの兼ね合いに深さを感じさせる歌詞。

「RO JACK for COUNTDOWN JAPAN17/18」の優勝はこうした彼らの創意工夫の賜物だと言えますね。

バンドのキャリアとしてはまだまだ始まったばかり。

その込み入った作風が今後の彼らの作品への期待を膨らませます。

彼らの雰囲気が好きだという方にはSHE'Sなんかもオススメです！

少し毛色は違いますが、「Tonight」は優しい気持ちにしてくれる1曲となっています。

また、同じように女性目線の歌詞が決め手の1曲、FOMAREの「stay with me」もチェックしてみてください。