作詞の野島伸司は1990年代のヒットメイカー
名シナリオライターが描く、ツンデレLOVE♪
「A MY GIRL FRIEND」は「49」の主題歌で、エンディングテーマとして使われました。
先に、野島伸司が作詞したと書きましたが、彼は挿入歌の「私のオキテ」も作詞しています。
しかしこちらは「A MY GIRL FRIEND」とは180度違う恋愛シチュエーションを歌っています。
歌詞を読むと、年上の人妻が年下の男をボーイフレンドにして、意のままに操り、言うことをきかないと怖いわよ、と毒づく。
なにやら、暴力沙汰にまでいきかねない、危ない状況が見え隠れ。
でも、これこそ本来の野島伸司の世界かも。
野島伸司は1980年代後半から1990年代にかけてヒットドラマを連発したシナリオライター。
主な代表作は以下のとおり。
- 「101回目のプロポーズ」(1991・フジテレビ)
- 「愛という名のもとに」(1992・フジテレビ)
- 「高校教師」(1993・TBS)
- 「ひとつ屋根の下」(1993・フジテレビ)
- 「人間・失格~たとえぼくが死んだなら」(1994・TBS)
この他、「同情するなら金をくれ!」が流行語となった日本テレビの「家なき子」(1994)にも企画・原案として関わっています。
出演:真田広之、桜井幸子 演出:演出: 鴨下信一、吉田健
入れ替わりドラマ「49」のストーリー
人気者になっていく内気な高校生を佐藤勝利が熱演
加賀美幹は息子の暖が車に轢かれそうになっていたところを助けたことで命を落とす。幹は飼い猫のランが気がかりで息子への最期の望みとして、暫くの間、息子の身体を借りることにした。
交通事故で亡くなった父の魂が乗り移った暖は生まれ変わったように明るい性格へと変貌し、やがてクラスの人気者となっていく。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/49_(%E3%83%86%E3%83%AC%E3%83%93%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%9E)
佐藤扮する主人公・加賀美暖(かがみ・だん)は自分を助けようとして交通事故で亡くなった父・幹と時々、入れ替わって、新たな人生を生き、自分の可能性を発見する。
ドラマ内容と、野島伸司が作詞した「A MY GIRL FRIEND」は一見無関係に見える。
しかし暖に父が乗りうつっている事に気づく高見幸(山本舞香)と暖が恋仲になっていく過程が、ちょうどこの歌のような感じになっていく・・・。
うーん、ファンならずとも見たくなりますね。
見たい人はこちら。
出演:佐藤勝利、羽生田挙武(ジャニーズJr.)ほか 演出:大塚恭司、西村了 ほか
佐藤勝利を襲った、やりきれない悲劇
ドラマ「49」の設定が現実に!
日本テレビ系列で「49」が放映されたのは2013年10月。
それから3年後、主演の佐藤勝利にショッキングな出来事が起こる。
彼の父親が亡くなったのです。享年57歳。
2016年9月に亡くなったらしい、といくつかのファンサイトに出ています。
闘病中だったというから、一定期間、入院するなどしていたんでしょう。
大変に痛ましいことですね。
だからといって、同じ父親が亡くなるという設定をもった佐藤主演の「49」が、それを予言した、とか、先取りした、というわけではない。
偶然でしょう。
だけど、父親を亡くす役柄を過去に彼がやっていた、という事実が皮肉で切ない。
「49」に出演していた時、佐藤勝利はそんな事が自分に起こるなんて、思いもよらなかったに違いない。