「淡く光る小さな星」が意味するものは?

痛くて苦しくて
それなら見えないように
どこかへ飛んでいけ
そう思うのに

あなたを探してる
何度も名前を呼んで
空には一つだけ
淡く光る 小さな星を
浮かべて

出典: プロローグ/作詞:Uru 作曲:Uru

経験した人なら分かるでしょうが、好きな気持ちを抑えるというのは胸が張り裂けそうになるものです。

ましてや聖と昌のように教師と生徒という関係だとなおさら辛いでしょう。

避けようとしても教室に行けば必ず会うことになってしまいます。

いっそどこかへ行ってくれたらいいのに…

思い悩む原因である「あなた」にそんな憎い気持ちもある主人公。

それでも、好きな気持ちは止められず、気づけば心の中で彼の名前を繰り返し呼んでいる。

1番の歌詞でも登場した「星」

これは、2人の思い出の象徴として描かれています。

もう一度、2人で過ごしたいと言っているのでしょう。

実はこの「星」には別の意味もあります。

タロットカードの「星」が暗示するものは「希望、ひらめき、願いが叶う」。

主人公は無意識のうちに「あなた」と結ばれることを願っているのではないでしょうか。

でもその希望はとても小さくて弱々しい。

現実では難しいことが分かっているけれど、願わずにはいられない。

そんなふうに思えてなりません。

主人公はきっと「あなた」とはこれからも結ばれないと分かっているのでしょう。

しかし分かっていても、「あなた」に対しての気持ちを捨てきれないのはそれだけ「あなた」を好きだからなのです。

自分の想いが膨れ上がるにつれて、胸が苦しくなっていく主人公の姿はとても切なくみえます。

楽曲中に登場する「星」や「太陽」というものは、その恋が決して報われないことを暗示しているのでしょう。

どれだけ希望的な未来を思い描いても、その通りにはならない現実と向き合う主人公。

主人公は恐らく2人でいるという夢が叶わなくても、「あなた」のことを好きでいようと思っているのではないでしょうか。

何故なら、それほどまでに2人でいる時間というのは幸せに満ち溢れていたからです。

『プロローグ』という楽曲で描かれていたのは、報われない恋の物語でした。

最後に

ドラマのストーリーに合った切ない曲!

Uru【プロローグ】歌詞の意味を解説!なぜ出会ってしまったの?と思うあなたへ…やさしく寄り添う名曲の画像

『プロローグ』は秘めた恋の苦しさを歌った曲でした。

まさしく、『中学聖日記』の内容に合った歌詞と言えます。

Uruさんの包み込むようなボーカルも相まって、切ない気持ちになる名曲です。

関連記事のご紹介!

『中学聖日記』と同じく有村架純さん主演映画主題歌『星の中の君』についての記事です。

Uruさんのデビューシングルでもあるこの曲は同じく「星」がモチーフの曲となっています。

ライブでも満点の星をイメージしたセットで歌うUruさん。

「星」はUruさんにとって重要な存在なのでしょうね。

簡単な日本語で紡がれているからこそ、Uruさんの声に乗せられて、心にスッと沁み込んでいく……。美しい想いが歌われた「星の中の君」を解説します。その歌詞の意味とは?映画『夏美のホタル』も紹介。

『プロローグ』と同じく主題歌として書き下ろされた曲『remember』

こちらも作品にぴったりの歌詞人気があります。

『プロローグ』が気に入った方にはおすすめの一曲。

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それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました!

繊細な歌声で美しい世界観を紡ぎ出すUruのニューシングル「remember」が9月26日に発売されます。この楽曲は劇場版アニメ「夏目友人帳」の主題歌。楽曲発売に先立ち公開されたアニメとのコラボMVは圧巻の美しい世界観!話題のMVをじっくりと解説していきます♪

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