石原裕次郎・牧村旬子【銀座の恋の物語】歌詞の意味を徹底考察！切なく思う真意とは？2人の恋物語を紐解く

出会えたことが真実であり、事実です。

この2人の物語りは、一目惚れという運命的な出会いから始まりました。

これは夢なんかじゃない。

あなたと出会えたことは、ほんとなんだ。

ここの歌詞部分では、嘘偽りでなく心の底から恋していると宣言しています。

一目惚れでここまで言えるのですから、これは本当に運命だったのでしょう。

運命なんて信じられない、そんなのは幻想だわ。

そんな風に吐き捨てるわけでもなく、この2人はお互いに運命を感じています。

それは奇跡のようなものだと思いますが、これは現実。

2人は素敵な人に巡り会えました。

この場面では、2人の男女が決意を固める様子がわかります。

何の決意を固めるのか、それは歌詞を読み進めていくうち明らかに。

きっとお互いのために考えた、2人の決意なのだと思います。

この決意は揺るがない思いを伝えているのです。

その決意について詳しくみていきましょう。

この歌詞で出てくる「真ごころ」とは、尽くすという意味です。

今まで誰かに尽くすなんてことをしなかった女性。

ほかの男性に尽くされることが多かったこの女性は、相当な器量好しだったのでしょう。

そのため「しまっておいた」という言い方になったのだと思います。

そんな女性が男性に尽くすと言っているのです。

それほどの覚悟があるの、だからあなたも…。

というように、この女性は尽くす決意を固めました。

女性は大きな覚悟を決めました。

「何もかも」というように、全てを失っても男性を求めるのです。

その頃、男性はというとその言葉に胸を打たれ覚悟を決めます。

君がそこまで言うなら…。

このような返しになったのだと思います。

「いじらしい」とは、胸を打たれるほどのような意味です。

1番の歌詞である「泣きたくなる」にリンクしている歌詞なのでしょう。

涙が出てしまうほど感激して、自分のためにそこまで…。

このような感情になったのだと思います。

この場面の歌詞では、男女が決意を固め愛し合うシーンです。

愛し合うといっても身体を求め合うわけではありません。

ただ見つめ合い、美しい音楽とともに愛しい時間を過ごすだけ。

銀座での出来事ですから、全てがオシャレで大人っぽい印象です。

このような場面で2人は固い約束をします。

その約束とは一体何なのか、詳しくみていきましょう。

このシーンでは、美しい音楽（サックス）とともに甘い時間を過ごしているようです。

サックスは、人間の声に1番近い楽器として知られています。

「嘆き」とあるように、サックスは悲しそうです。

ですがその悲しさは、ほかの人が羨む様子なのだと思います。

そのためこの場面では、2人の愛を目の当たりにした人々の嘆きを聴いているのでしょう。

この男女は2人の世界に浸っているわけですから、人々はひがんでいたのだと思います。