Dracula La[Alexandros]のPVに出演した女優は誰？！ポップな歌詞の意味を解釈！

それでは歌詞を見ていきましょう。

“食”がテーマのドラマの主題歌らしく、テーマは人間に噛みつき血を吸う“ドラキュラ”。

恋する気持ちって、どこか食欲にも似ているものです。

「彼女は笑顔を絶やさない淑女だ」というセンテンスからスタートする今作。

泣き言も言わず、いつも笑顔で頑張る女性が今回のドラキュラのターゲットです。

それはまさに、女くどき飯の主人公・神林恵（貫地谷しほり）さんのよう。

けなげで頑張り屋の彼女の姿に、彼は惹かれ始めています。

大切な恋人に尽くしながら、しかしその恋に傷ついている彼女。

普段はそんな様子は見せないのに、ふとした瞬間に、主人公にはそんな彼女の傷が見えてしまったのです。

できることなら、恋人から彼女を奪い去ってしまいたい。

そんな恋心と欲望が、彼の牙を光らせます。

ドラキュラのように君に、君の心に噛みついて、そう簡単には消えない跡を残したい。

その跡を見て、彼女が自分を恋しく思うように、できるだけはっきりとした跡が必要です。

吸い上げるのは血ではなく、君の恋心。

不義理な恋人への恋心なんて吸い出して、自分との新しい恋で埋めてあげたいと願っているのです。

そして愛する彼女に愛されることで、ドラキュラの心は満たされるのです。

一方で彼女もまた、最愛の恋人以外に心を傾けたいという欲望を秘めていました。

「彼を愛している」と言葉では言いながら、本当はあなたに奪って欲しいと、テーブルの下ではそっと足を伸ばします。

偶然のようなつま先の触れ合いは、淑女のSOSのサインなのです。

まるでか弱い女の子みたいに甘やかしてほしい、可哀想にって抱きしめてほしい。

だから思わせぶりに弱音を吐いて、少しの涙だって見せるのです。

もう枯れかけた古い恋心なんて洗いざらい吸い出して、魅力的なあなたの虜にしてほしい。

無防備にさらした首元は、淑女の巧妙な罠だとしたら？

罠だってわかっていても、ドラキュラはきっと恋心を止められないでしょう。

淑女も、きっと最後まで拒むことはしないでしょう。

ありふれたラブストーリーの裏にはきっと、懸命でしたたかで、愛について知り尽した淑女の罠があるのです。

そんな彼女の手の中で、ドラキュラは踊っているのかもしれません。

幸福な罠は、きっとドラキュラも幸せにするはずだから。

いかがでしたか？

ちょっとセクシーで、ドロスの色っぽい魅力が満喫できる1曲でした。

ではまた次回！