不条理な日常生活に疲弊し、くすぶっている心身の有り様を「染まるつぼみ」と比喩しているのです。
枯れてしまう前に潤いを与え、心に潜む「花」を咲かせよう。
心をさらけ出せば、その先が切り開け、「花」という未来が咲き誇るでしょう。
ここでいう「花」とは独自の解釈ですが、沖縄県の県花「デイゴ」ではないかと考えます。
4月から5月に真紅の花を咲かせることから、初夏の沖縄の夜が想像できるのです。
炎のような色や形は、燃えたぎる気持ちにさせる「パーリィナイッ」に相応しいのではないでしょうか。
いよいよパーリィナイッ開幕!
すでにテンションマックス!
Here we go. We say"PARTY!"
ほら開始と同時に盛大にここは
ランディング ダンシング
ハンパじゃない
終わりなき トロピカルナイト
出典: パーリィナイッ/作詞:ORANGE RANGE 作曲:ORANGE RANGE
いよいよ待ちに待った宴が、本格的に幕開けしました。
始まってまだ間もないはずが、すでに会場の熱気はテンションマックスに近い状態です。
「トロピカルナイト」=熱帯夜のことをいいます。
終わりなき、ということは1年通して温暖なやはり沖縄の夜を指しているのでしょう。
仲間とただひたすら踊ろうぜ!
楽園に入りたけりゃ簡単
だんだん身体
揺らせジャンジャン
Are you ready? 踊りなさい
パーリィナイト
出典: パーリィナイッ/作詞:ORANGE RANGE 作曲:ORANGE RANGE
仲間になりたければ、することは1つ。
そう、つべこべ言わずにただひたすら踊ればいいだけさ。
その気はなくても体をグルーヴさせれば、自ずと準備は整うのです。
今夜の宴を楽しもう!といったところでしょう。
考える前に動け
考えてたって待って立ってるんじゃ
始まんねーんだって
踊りな このパーリィナイト
ここはとうに 祭りだ
とにかくもう一発 乗りな 会場一体
出典: パーリィナイッ/作詞:ORANGE RANGE 作曲:ORANGE RANGE
ORANGE RANGEの楽曲はどのテーマでも、悩んでいる人に向けて刺激を促す歌詞が多い気がするのです。
ここでは「考える前にまずは踊ろうぜ!」と、訴えかけるようなメッセージ性の強い歌詞で表現しています。
宴はとっくに始まっている、「ノリ遅れるなよ」と尻込みする人に触発しているようです。
何はさておき回りくどいことは忘れて踊れば、きっとその先には異なる世界が拓けているのだから。
考えすぎて他人に委ねているだけでは何も起こらない、と感じられます。
宴は中盤からラストへ
夢現の錯覚...
1アクション 2アクション
ざわめくホールに アクション
よりどりみどりの 光の幻想
ドップリとっくにトップに到達
ドップリとっくにトップに到達
堂々と王道を歩く方法を想像
出典: パーリィナイッ/作詞:ORANGE RANGE 作曲:ORANGE RANGE
会場のボルテージはついに最高潮まで登りつめます。
それでもまだまだアピールが足らない、もっともっとと煽りたてているのでしょうか。
踊り果て酒の酔いも回ってきたのでしょう、反射する光が夢と現実を行き交い錯覚を起こしています。
夢現の異次元にトリップでもしているのでしょう。
もしかすると「光の幻想」とは、悟りを啓いたような心境なのかもしれません。
生き方に迷い、待ち望んでいた新たな殻を破った自分が微かに見えたのでしょうか。
おそらく、今後のあるべき姿を模索する術を見つけたのです。