ORANGE RANGEの17thシングル『イケナイ太陽』

大ヒットドラマのオープニングテーマ曲

【イケナイ太陽/ORANGE RANGE】歌詞の意味を解説!男女の心情を交互に描いた歌詞が面白い!の画像

2007年にリリースされたORANGE RANGEの17thシングル『イケナイ太陽』

堀北真希さん主演のドラマ『花ざかりの君たちへ〜イケメン♂パラダイス〜』のオープニングテーマです。

漫画『花ざかりの君たちへ』のドラマ版で、イケメンが数々出演することで話題を集め大ヒットしました。

小栗旬さん、生田斗真さん、水嶋ヒロさん等、今から考えてもイケメン揃いの俳優が総出演のドラマです。

主人公が男装して男子校に入学し、イケメンに囲まれるというトリッキーなストーリー。

明るくポップなパーティ感は、『イケナイ太陽』の世界観にバッチリはまっています。

この曲を聴けば、このドラマを思い出すという人も多いのではないでしょうか?

では、そんな『イケナイ太陽』の歌詞の中身に入っていきましょう!

一目惚れから始まる恋

浜辺で出逢ってしまった彼女

イケナイ太陽 Na Na

チョットでいいから 見せてくれないか
お前のセクシー・フェロモンで オレ メロメロ

Ah ふれちゃいそう でも イケナイの!
徐々に高なる鼓動 止められないわ

出典: イケナイ太陽/作詞:ORANGE RANGE 作曲:ORANGE RANGE

『イケナイ太陽』という歌詞と、繰り返される『Na Na』というフレーズで夏を感じずには居られませんね。

この歌詞から、夏の浜辺でとある女性に一目惚れした様子がうかがえます。

一気に距離を詰めたいけれど、突然そんなことしたら嫌われるし…

とはいえ、本能が疼いて仕方ない…

という葛藤が描かれていますね。

しかし最終的に『止められない』で締めくくっているところからみて、彼は我慢できそうにもありません。

まさに夏の魔法に掛かった状況ですね。

彼の勇気ある行動が次の一歩への扉を開く

交わす言葉の 記憶遠く 口元の動きに揺れ動く
濡れた髪を撫でた そして Ah

出典: イケナイ太陽/作詞:ORANGE RANGE 作曲:ORANGE RANGE

ついに彼は、彼女に話しかけてしまいました。

しかも、意外にもなんとなく会話も上手い感じに続いています。

しかしながら、ドキドキしすぎて何を話しているかわからないくらいに舞い上がっている彼。

彼女の一挙手一投足が彼の気持ちを揺さぶります。

その気持ちの高鳴りは、彼を次の一歩、つまり髪を撫でるという行動へと誘いました。

髪を撫でることでさらに加速する彼の勢い。

もう止まることはできません。

恋の駆け引き

やっぱり彼女じゃないとダメだという確信

ABC 続かない そんなんじゃ ダメじゃない
だって ココロの奥は違うんぢゃない?
オレの青春 そんなもんじゃない 熱く奥で果てたいよ
きっと キミじゃなきゃ やだよ オレは イケナイ太陽 Na Na

出典: イケナイ太陽/作詞:ORANGE RANGE 作曲:ORANGE RANGE

『ABC』は、恋愛における進捗を表現するのに用いられる隠語のようなものです。

ここでその説明は割愛しますが、『恋愛 ABC』などで検索すれば出てきますのでご覧ください。

髪を撫でるところまで行けた彼は、ここから一気に彼女と距離を詰めて一線を越えたいと思っています。

しかしながら、彼女の心のうちが気になって踏み込めないままでいました。

下手をすれば彼女は離れてしまい、二度と戻って来ないのですからここは正念場。

恋の駆け引き真っ只中です。

このままでは、髪を撫でるだけで終わってしまう。

それだけはイヤだ!ということであの手この手で会話を盛り上げ、雰囲気を作っていくのでした。

ここでいう『オレは イケナイ太陽』には下記の2つの意味が込められています。

ジリジリと心身を熱くする太陽のせいでこんな気持ちになったというという意味の『イケナイ』。

出逢ってしまったことで彼女じゃないと満足できなくなってしまったという意味の『イケナイ』。

雰囲気に流されているとはいえ、それも立派な恋ですから、彼の熱意と純粋さが眩しいですね。

熱い夜

全てをさらけ出してでも掴みたい彼女