RADWIMPSの昔話
RADWIMPSのメジャー1stアルバム「RADWIMPS 3~無人島に持っていき忘れた一枚~」。
2006年2月に発表された、通算3枚目になるアルバムです。
8曲目に収録されている「おとぎ」には、不思議な魅力のPVがあります。
ほとんどが英語で歌われている「おとぎ」は、どんな意味を持った曲なのでしょうか。
ジャケット写真のワンちゃんが気になる!
このワンちゃん、かわいいですねぇ。
「RADWIMPS 3~無人島に持っていき忘れた一枚~」のジャケット写真です。
RADWIMPSのブログのずっと前の記事の中で、このワンちゃんについて書かれていました。
名前は「モモ」というのだそうです。
なぜ、頭にCDをつけてるの?と思ったら、こういう裏話がありました。
凛々しいモモの表情は、「忘れていったCDを、無人島まで届けよう!今から行くぞ!」と言う、決意の現れなのです。
ブックレットの裏には、泳ぐモモが。
CDをはずすと、海に沈んで行くCDが。
ケース裏には、砂浜を駆け回るモモが、写っています。
途中、CDを落としちゃったりしたけど、なんとか無人島に着いて、飼い主に向かって元気に走っています!
出典: http://radwimps.jp/radwimps_staff/post_6503/
「RADWIMPS 3~無人島に持っていき忘れた一枚~」にまつわる、ほのぼのとしたストーリーでした。
撮影は困難を極めたようですが、いい雰囲気で写っていますね。
こんな話を聞くと、ますますこのアルバムが好きになります。
RADWIMPSのメンバーも、このアルバムがお気に入りのようです。
「おとぎ」のPVを観てみよう
ほのぼのと言えば、お話を「おとぎ」のことへと戻しましょう。
「おとぎ」のPVも、そんなほのぼのとした気持ちになるのです。
早速そのPVを観て、ほのぼのの訳を実感してみてください。
10年以上前の曲なので、初めて聴く方もおられるのではないでしょうか。
RADWIMPSのメンバーも、若干初々しいです。
静と動が交差する魅力
始まりのアコギのソロと、古ぼけたような味のあるイラストで、ほろっとしてしまいました。
メロディーも、どこかで聴いたことのあるような懐かしい匂いです。
イラストの少女は、パズルがひとつ見当たらなかったみたいですね。
そのピースを、拾ったのか、前に遊んだとき持って帰ってしまったのか、どこかで少年が持っています。
お互いを探して歩き出す二人。
どうなるのかなと思っていると、突然ドラムが入り、曲が動き出すのです。
低音の響く厚みのあるサウンドの上で、ヴォーカルは畳みかけるように歌い続けます。
ギターもそれに寄り添うように、おしゃべりするような動きを見せるのです。
間奏でふわりとした静寂が訪れると、ここだけ日本語の歌詞で語りかけるような歌い方になりました。
再び前半のメロディーが現れ、パズルが完成して幸せそうな二人の映像が観られます。
それもつかの間、古いテープが切れるように、歌はぷつっと終わるのです。
静と動の交錯する世界。
たしかに不思議なおとぎ話のようなイメージです。
この想いは?
優しい気持ちになれるPVでした。
しかし、シングルカットもされていない「おとぎ」に、なぜPVが存在するのでしょうか。
この歌の深い歌詞の意味に、理由がありそうです。
私個人の和訳、感想入りですが、どうぞお付き合いください。
友達以上恋人未満?
You were just a friend of mine and there were nothing more or less
Behind in between the two of us thus, I thought this will last forever
出典: おとぎ/作詞:野田洋次郎 作曲:野田洋次郎