次々と膨らむ蕾のような変化
君の陽気な鼻唄が僕の日常を明るく染める
この刹那も 次々と色づく
思えば僕はいつも 何かを誰かのせいにして生きてきたよ
誰かのため 何かしようとするのではなくて
満天の星空の下で 語り合ったことを思い出すよ
小さいけど夢があるって 静かな空に誓いを立てるように
君は 僕に打ち明けてくれた
その夢が その夢がいつか 叶う時には 君の隣に
僕がいて そう 僕がいて そっと 微笑みあえたらいいな
出典: プルメリア~花唄~/作詞:太志 作曲:太志
たとえば「愛されたい」という想いは強いのに「愛したい」とは思えない。
人のために何かしようとは思わず<誰かのせいにして生きてきた>という<僕>は、こんな強い孤独の中で生きてきたように思えます。
だけど、人から与えられることを求めるモノクロの日常を<君>がカラフルにしてくれています。
次々と吹き出した蕾が膨らんで、色づいていくみたいに、<僕>の世界が<明るく>なっていくのです。
そんな<君>は<僕>に大切な<夢>を打ち明けてくれました。
昔の<僕>ならけして思うことのなかった気持ちが、このとき生まれたのです。
『<君>の<夢>が叶うそのとき、<僕>は<君>の傍にいたいよ。』と。
そして、大輪の花が咲く
大好きな歌をハミングしながら 窓辺に飾った花瓶に
丁寧に水をあげてる後ろ姿を愛しく思いながら
僕は心に 強く誓ったよ
出典: プルメリア~花唄~/作詞:太志 作曲:太志
さて、前のフレーズで気が付いた人もいるかもしれませんね。
ここで登場する<君>の<ハミング>とは<鼻唄>のこと。
曲名のサブタイトル「花唄」は、<君>の<鼻歌>のことです。
その歌は<君>にとって<大好きな歌>。
その歌の正体は最後のフレーズで明らかになります。
その瞳に 儚げな未来が 映る時にも 僕がそばにいる
いつまでも そう いつまでも だから大丈夫さ そして
この唄が この唄がいつか 流行の影にしおれていっても
かまわない
君は変わらず きっと花唄で聴かせてくれる
君がこの唄を 愛してくれる
出典: プルメリア~花唄~/作詞:太志 作曲:太志
<君>が歌っていた<鼻歌>の正体は<僕>が作った歌だと筆者は考えています。
<君>はこの歌を<花唄で聴かせてくれる>と言う<僕>。
そんな<僕>は、君の未来が<儚げ>、つまり上手くいかないことになっても<そばにいる><大丈夫>と歌います。
ここにあるのは、大きな愛情の開花。
これまで閉ざし切っていた<僕>の心が大きく花開いた瞬間なのです。
さて<この唄がいつか 流行の影にしおれていっても かまわない>
このフレーズに心を掴まれた人は多いのではないでしょうか?
だって、まるで太志さんが本心をそのまま歌っているように聴こえてしまうから。
するとこの歌詞は、<君>=ファンやリスナー、<僕>=Aqua Timezだと捉えることもできます。
酷な表現かもしれませんが、一度咲いた花はしおれる一方。
また次の開花時期に向けて生きて行かなければなりません。
それでも、私たちはこの歌を、アクアの歌を愛し続けることができます。
今「プルメリア ~花唄~」を聴くと、思わずにはいられません。
これからも心の中でAqua Timezの歌が響き続ける。と。
「プルメリア ~花唄~」フルPVを見てアクアの世界へ
鮮やかな花びらが美しいPV
この動画が2014年8月23日に公開された「プルメリア ~花唄~」のPVです。
こちらはアクアのデビュー10周年を記念して公開されました。
歌詞に登場する<君>を彷彿とさせる女性の姿と、アクアの演奏シーンが交互に映し出されるPVとなっています。
花の映像や演奏シーンで舞い上がる花びらが鮮やかで、心に響く美しさですね。
最後に……
Aqua Timezの「プルメリア ~花唄~」はいかがでしたか?
『君のおかげでモノクロの日常が鮮やかになったから、今度は僕が君の傍に居たい』
歌詞に込められた想いは今、多くの人の心に響くのではないでしょうか。
解散を発表したアクアですが、まだまだ活動は続きます!
最後まで盛り上げて行きましょう!
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