とにもかくにも「布団の中から出たくない」!!!!

布団の中から出たくない
布団の外は寒すぎるから
布団の中から出たくない
布団の中はあたたかすぎるから

出典:

「布団の中から出たくない」冬に誰もが感じていることを一言で言い切っているこの歌詞

「布団の外は寒すぎる」、そして、「布団の中はあたたかすぎる」。

ここまで普遍的なことってなかなかないですよね。

これを歌にしようと思ったところに打首獄門同好会のすごさがあると思います。

布団から出るだけでも辛いのに...これから待ち受ける試練に想いを馳せる

ああこれからどれだけ
試練が待っているのだろう
こえていかなくちゃ
わかっているけど

布団の中から出たくない
トイレの方から来たらいいのに
布団の中から出たくない
布団の中に全てあればいいのに

それでも
行かなくちゃいけない
立ち上がれ
布団の中から

布団の中から出てえらい
寒い世界に立ち向かって
布団の中から出てえらい
布団の外は寒すぎるから
布団の中から出てえらい
布団の中はあたたかすぎるから

出典:

なんとかしてストーブをつけたものの、トイレに行きたくなり、部屋から出なければならなくなるというこれまたあるあるの歌詞を経て、この部分の歌詞が続きます。

「トイレの方から来たらいいのに」も「布団の中に全てあればいいのに」も、子供の頃に一度は考えたことがあるのではないでしょうか。

しかし、「布団」という自分をただあたたかく、柔らかく包んでくれる存在などない外の世界に出て、誰もが学んだり働いたりしなければならない。

「布団」の中に比べたら、全てが「試練」ですよね。

「こえていかなくちゃ わかっているけど」と、わかっていてもなかなかできないのも、誘惑に弱い人間という生き物だと思います。

ここまで、そんな弱い姿を正直に描写して来た歌詞ですが、ついに、「布団」の中から出ようとする歌詞が歌われます。

そりゃあもうとにかく力強い歌声で。

「それでも 行かなくちゃいけない 立ち上がれ 布団の中から」。

大げさだと思うかもしれませんが、そんな考えこそ、誰かを苦しめている原因かもしれませんよ。

急に何の話かと思うかもしれませんが、人によって悩んだり、苦しんだりすることも、度合いもまったく違うということです。

人によっては少しだけストレスなことが、人によっては「試練」となっていたり、耐えきれないこともある。

勿論「布団の中から出たくない」という理由で仕事に行かなかったら人に迷惑をかけますし、自分もそのうち自分のことを好きでいられなくなることでしょう。

しかし、人には言えなくても「布団の中から出たくない」と歌って、笑ったりスッキリしたりすることは誰にも咎められることではありません。

そして、「布団の中から出てえらい」 と心の中で自分を褒めてあげたらいいのです。

他のことも同じです。

誰かとは共有できなくても、歌の歌詞に気持ちを寄せて歌ってスッキリしたり、耐えられた自分をとにかく褒めてあげたり。

それはとっても大切なことなのではないでしょうか。

だからこそ、打首獄門同好会は、この曲を作ったのではないでしょうか。

あたたかいやわらかい布団が待っていると思って頑張ろう!

朝目が覚める
布団の中で起きる
布団の外に旅立って
いちにちが始まる
いちにち終わったら
いちにち疲れたら
あたたかいやわらかい布団がまっている

出典:

勿論冬のあるあるを歌った、楽しい一曲なのですが、前の部分の歌詞のように見方を変えると、違った歌詞にも聞こえて来ますよね。

つまり、「布団」が自分の居心地の良い場所、心休まる場所で、寒い「外」が社会であったり自分に対して厳しい場所だとしたら、こんな風に解釈できるのです。

自分にとって居心地のいい場所に居続けることはできず、社会へと出て、生きるために働かなければならない。

毎日がきつかったとしても、心休まる場所を持ち、その場所を守るために、そして、その場所を目指して頑張ろうということを歌っているということです。

意外かもしれませんが、こんな風にこの曲を聴いている人も、YouTubeのコメント欄などを見ていると、結構多いようです。

あなたはどうですか?

おわりに

打首獄門同好会の「布団の中から出たくない」を紹介しましたが、いかがでしたか?

この曲で初めて打首獄門同好会を知ったという方も多いようですが、この曲を聴いてみて好きだったという方には是非聴いて欲しいのが「フローネル」です。

「布団の中から出たくない」は人生や、生きるということについて歌っていると取れますが、「フローネル」は幸せについて歌っており、こちらも普遍的で大切なものを思い出させてくれる曲です。

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