ZOC001、赤色担当【藍染カレン】
熊本のワンルームロンリーダンサー
『孤独を孤立させない』をテーマとして掲げる彼女達。
アイドルとしては異端の経歴を持つ彼女たちは、今日もどこかで孤独と戦う少女たちを応援し続けています。
そんな『ZOC』から本日ご紹介するのは赤色担当【藍染カレン】。
すらっとした細くて長い手足に小さな顔、そして大きな瞳。
ザ・アイドルとも呼べるような美貌の裏側で、彼女もまた孤独と戦い続けた少女の1人でした。
『熊本のワンルームロンリーダンサー』と称される、彼女のプロフィールに本日は迫りたいと思います!
引きこもりからアイドルへ!
学生時代は根暗で引きこもり?
幼少期から歌う事や踊る事が大好きだったという藍染カレン。
幼い頃にはクラシックバレエを習っていたこともあったようです。
小学生の頃にはファッション雑誌のモデルオーディションにも応募したことがあったそう。
これらのエピソードだけを見ると、明るくて活発な女の子だったという印象を強く受けますね。
しかし、その後の学生時代には彼女の生活は一転。
些細なきっかけから、中学1年生の頃には引きこもりになってしまうのです。
環境が変わった高校でも再び不登校になり、専門学校時代も友人がおらず1人で便所飯をしていたんだそう。
しかし、彼女の歌や踊りへの情熱は変わる事はありませんでした。
引きこもり、全く家から出なくなってしまった彼女。
なんと大好きなアイドルの映像を見ながら自分の部屋の中でひたすら1人で踊っていたそうなのです。
『熊本のワンルームロンリーダンサー』という呼び名は、この事から付けられているのですね。
この時の経験が、後の彼女に大きな影響を与えることとなりました。
加速するアイドル愛…そしてミスiDへ
そんな彼女は19歳の時、ミスiDというオーディションの存在を知ります。
新時代にふさわしい女の子を発掘する、という目的のもと開催されているミスiD。
十代最後の年に自分のやりたいことに精一杯挑戦しようと、彼女はこのオーディションを受けたのです。
元々これまでの約20年間、人と関わることがとても苦手だったという彼女。
序盤は不安や怯えでいっぱいでしたが、オーディションの中で徐々にコンプレックスと向き合い始めます。
そんな彼女の前向きで大きな成長は偶然か必然か、審査員たちの目に少しずつ留まっていきました。
そして運命の最終審査。
彼女は審査員たちの前で、これまでずっと1人で踊り続けてきたダンスを披露してみせました。
それまでの自信のなさげな表情は成りを潜め、溢れ出るエネルギーが爆発したようなキレのあるダンス。
その彼女の豹変ぶりと驚愕のダンスの精度の高さに、多くの審査員が強く感動したそうです。
結果、ミスiD2018にて彼女は選考委員個人賞である『大郷剛賞』を受賞。
実は同じ年に後のチームメイトとなる戦慄かなのもサバイバル賞を受賞しています。
このミスiD受賞をきっかけに、藍染カレンはZOCへと加入したのでした。
また彼女のZOC加入時には、こんなエピソードも残っているそうです。
本人はアイドルには絶対ならないと思っていたが、大森靖子によりZOCに加入しないかという誘いを受け「こんなにアイドルにならないと頑なになるのは本当はアイドルをやりたいのではないか」と考えを改めZOCに参加することを決意。なお、加入するかどうかの話し合いの場で大森に「カレンは何色がいい〜?」と言われ、「あっ私もう入ってるんだ」と思ったと語っている。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/藍染カレン
なによりも…アイドルが大好き!
孤独な自分を支えた存在
藍染カレンを孤独から救い出した支え、それはまぎれもなくアイドルです。
その為アイドルというものは彼女にとって、とてもかけがえのない存在。
毎晩ステージの上で輝く彼女たちのDVDを見ながら踊っていた時間が、今の藍染カレンを作り出しています。
その中でも特に彼女が大好きだったのはハロー!プロジェクト。
ミスiDの最終審査でも好きなアーティストにモーニング娘。や松浦亜弥を挙げていますね。
また、そんな最終審査で彼女が披露したのは実は℃-uteの『都会っ子純情』。
非常に大事な局面でこの曲をセレクトするという所に、彼女の本気のハロプロ愛が伝わってきます。