新6人体制初となったシングル!

ニューメンバー・巫まろお披露目となった1曲

ZOC【ヒアルロンリーガール】歌詞の意味を解釈!きみにはあげない?死にたい言わない主義について迫るの画像

型破りなアイドルとして一大旋風を巻き起こしたアイドルグループ、ZOC

そんな彼女たちによって、2020年7月にシングル【SHINEMAGIC】が発売されました。

今回ご紹介するのは、このシングルに両A面曲として収録された【ヒアルロンリーガール】です。

この曲から、新たなメンバーを加え6人の新体制として活動が始まったことも話題となりましたね。

メンバー巫まろの活躍を楽しみにしているファンも、きっと多いのではないかと思います。

MVのテーマは「お姫様」

そんな【ヒアルロンリーガール】のMVテーマはずばり「お姫様」

メンバー6人がそれぞれ様々なお姫様服、もといロリータ衣装に身を包んで登場するMVとなっています。

1人ひとりにしっかりと個性が垣間見えるこの衣装は、ZOCファンの女の子たちの心を鷲掴みにした様子。

自分には似合わないとわかっていても、やっぱりロリータ服は女の子の憧れだよね。

そんなふうに思ったファンも、どうやら少なくなかったようですよ。

まるでドールかと見紛うような可愛い衣装で、仲良く絡む様子やダンスシーンが見られるこの映像。

しっかりメンバー6人の可愛さを堪能したところで、ここからは楽曲歌詞解説に入りたいと思います。

さっそく歌詞を見ていこう

君を注入してかわいくなりたい
ヒアルロン
ヒアルロン
ヒアルロンリーガール

出典: ヒアルロンリーガール/作詞:大森靖子 作曲:大森靖子

女の子なら誰しも「可愛くなりたい」という思いを抱えたことがあるはず。

そんな願いを叶えるべく、「可愛い」を手に入れる為の方法はたくさんありますね。

メイクやファッションのセンスを磨く。

ダイエットや筋トレでボディメイクに励む。

中には、整形という手段を取る女の子も最近は増えています。

一口に整形といっても、数百万円かかるものから日帰り手術で済むものまで内容は様々。

その中の1つの手段であるヒアルロン酸注入は、カジュアルな手法として比較的人気の方法です。

注射を打つだけで、顔のしわやたるみを軽減してくれるヒアルロン酸。

ある意味かなりお手軽な「可愛い」を手に入れる手段の1つなのかもしれません。

女の子の「可愛い」への思いは修羅の道

「可愛い」に終わりなどない

お姫様何人?待って 比べちゃってきりがない
私のお城に なんで? 知らないひといるの

出典: ヒアルロンリーガール/作詞:大森靖子 作曲:大森靖子

けれどこの「可愛くなりたい」という概念は、非常に厄介なもの。

なぜならば、自分1人だけで完結する概念ではないことが多いからです。

女の子はいつだって気づけば、自分と人の「可愛い」を比べてしまうもの。

私はあの子より可愛いけれど、私よりこの子の方が可愛い気がする。

そう考え始めてしまったが最後、永遠に誰かと自分の「可愛い」を比べてしまうのです。

それは同時に自分自身だけではなく、他者から見た女の子という存在もまた同じ。

あの女優よりこのモデルの方が可愛いよね。私はあのアイドルの子の方が可愛いと思うな。

テレビや街頭広告を見て、そんな発言を皆さん必ず一度はしたことがあるのではないでしょうか。

夢の国なのに 目が覚めてくのよ
スニーカー履いて 歩く速度合わさなきゃ
自立じゃないとか舐めてんの?

出典: ヒアルロンリーガール/作詞:大森靖子 作曲:大森靖子

さらに中にはこんな心ない言葉を、特に男性から言われたことのある女の子もいることでしょう。

可愛いと思われたくてヒール履いてるの?男は同じ速度で歩けるような自立した女性の方が好きだよ。

男性の中には、女の子が皆男に気に入られたくてお洒落をしている、と思う人も一部いるのが事実。

男の人に好かれたくてそんな格好をしてるんだろうけど、意外と男はそんなの好きじゃないよ

きっとそう女の子に伝えたい、と思っての言葉なのでしょう。

けれどあくまで自分が可愛いと思える自分になりたい、と思っている人には、その発言はお門違い。

もちろん中には、男に好かれる女の子になりたい、と思ってお洒落をする人もいるかもしれません。

ですが女の子全員が全員、そんなことが理由で可愛くなりたいと思っているわけじゃないんですよ。

もっと言えば、男に合わせるだけが自立した女の子の象徴ではないのです。

周りになんと言われようと、自分の好きなものを好きだと胸を張って主張する

そんな人の方が、よっぽど自立した女の子ともいえるのではないでしょうか。

それでも「可愛い」自分になると決めたのは私だから