希望をくれるファンモンの代表曲

「ちっぽけな勇気」FUNKY MONKEY BABYSの5thシングルです。

2007年にリリースされて以来、現在まで非常に多くの人々に愛されている名曲

テレビやお店など何かと聴く機会が多いため、ファンモンのファンでなくても広く知られている曲でしょう。

恐らくタイトルだけでは分からなくても、曲を聴いた途端「ああ、この曲か!」とピンと来る人も多い筈。

ファンモンの代表曲と言っても過言ではありませんね!

MVでは色々な悩みながらも、今を一生懸命生きている若い男性や女性の姿が描かれています。

ジャケットに登場する脇知弘さんも大活躍ですよ!

陽だまりのような歌声とメロディが温かくて優しく、そして元気を与えてくれる曲。

サビはついつい口ずさんでしまうテンポの良さがあります。

そんな頑張る人を応援する名曲「ちっぽけな勇気」ですが、実は歌詞がとても深いのです。

この歌詞の言葉が、この曲の人気をグンと押し上げていると思われます。

若い人は勿論、「今どきの若者は…」が口癖な大人にも是非知ってもらいたい1曲。

歌詞の考察も交えて、この名曲の秘密を見ていきましょう!

映画や番組でタイアップされたことも!

FUNKY MONKEY BABYS【ちっぽけな勇気】歌詞解説!ちっぽけでも大丈夫!勇気が出る応援歌の画像

「ちっぽけな勇気」は名曲というだけあり、メディアで使用されたことが何度もありました。

メディア作品では、映画「ぼくたちと駐在さんの700日戦争」の挿入曲に。

音楽バラエティ番組「音楽戦士 MUSIC FIGHTER」の月替わりのイメージソングにも使用されました。

また、沖縄県や秋田県のローカルチャンネルで放送された野球番組のイメージソングでも使われていたのです。

「ちっぽけな勇気」がどれだけ素晴らしい楽曲だったかがよく分かりますね。

夢に向かって

「ちっぽけな勇気」は、夢に向かって頑張る人間の姿を描いた応援ソングです。

しかしそこには、ただ「頑張れ!」というメッセージがあるわけではありません。

夢への道のりが、決して平坦ではないことも伝えています。

くじけそうになることも、諦めたくなることもあるでしょう。

そんな中で一体どうやって前へ進めば良いのか、そのヒントがこの歌詞に隠されています。

貫く意思

俺たちはまだちっぽけで 手のひらの中には
この手のひらの中には 何もないけど
雨に打たれ 風に吹かれ
でも諦めないから でも諦めたくないから
きっといつか何かを掴むんだ
ねぇ そうだろ? ねぇ そうだろ?

出典: ちっぽけな勇気/作詞:FUNKY MONKEY BABYS 作曲:FUNKY MONKEY BABYS

出だしはサビが2回繰り返して歌われます。

1回目は、最後の6行目の部分がありません。

さらに「ちっぽけな勇気」のサビは全てこの歌詞で共通となっています。

歌詞は志の途中で、夢の半ばなのでしょうね。

まだ何者にもなれなければ何も手に入れていない、小さな自分であることを述べています。

夢に向かってひた走る日々は、辛い時や苦しい時も当然あるでしょう。

その例えが3行目だと思われます。

試練を「雨」「風」に例えているのです。

それでも諦めずにその先を追いかければ、いつか良い結果が出る。

それを信じられるから、頑張れるのです。

辛い日々

皆どこへ行っちゃったの? 俺一人だけを取り残して
神様できるなら もう一度無邪気なあの頃に戻して
見えない未来が怖くて 周りの期待が怖くて
ホコリまみれ古いアルバムの1ページへ逃げたくなるよ
それでも それでも また始まる新しい朝
このまま このまま 夜を待つのは悲しいから
弱気で くじけそうになる夢を
それがどんなにカッコ悪くても
泣き虫なら泣き虫らしく 涙の雨をあびるんだ

出典: ちっぽけな勇気/作詞:FUNKY MONKEY BABYS 作曲:FUNKY MONKEY BABYS

夢を追いかける旅路は、案外孤独なものです。

仲間がいたとしても、RPGゲームのように共通の敵と戦うわけではありません。

敵は目の前の試練であり、自分自身。

結局のところ、1人で戦うしかないのです。

しかも仲が良かった友達がライバルになったら、置いていかれてしまう可能性だってあるでしょう。

代わりに自分にあるのは、先が分からない未来と周りからの過剰な期待の目。

大人になって社会に出ると、それを実感した人も多いでしょう。

「子供の頃は良かったんだなあ」と思ってしまうかもしれません。

ついつい「戻りたい」と逃げ出してしまいたくなる心情が、とても情景的に描かれています。

しかし、結局のところ時間は戻らない。

だから「戻りたい」「逃げ出したい」という思いを抱えつつも、負けたくないから泣きながらでも歩き続けます。

その姿は端から見たらカッコ悪いかもしれませんが、それが本当に諦めない人である証拠ではないでしょうか。

ボロボロになったとしても、それでも絶対に諦めたくはないのでしょう。

道の途中で思うこと

日々を生きているだけでも、試練は続いていきます。

それを乗り越えていると、ふと「本当にこれで正しいのだろうか」と不安になることもあるでしょう。

本当に正しいかどうかはその人それぞれです。

もし間違えていることが分かったなら…その時はこれから変えていきましょう。