BLUE ENCOUNT
熱いライブと、熱血MCで話題のBLUE ENCOUNT。
彼らの元となる最初の出会いは2003年、まだ学生のころになるようですが、ちょっと不思議なものだったようです。
そもそもバンドや楽器をやりたかったというわけでもなく、ギターヴォーカルの田邊やドラムの高村は、テニス部に入部するつもりでした。
ところが田邊がテニス部の部室を訪ねたところ、運悪くその日はテニス部が休みだったそうです。
そこで部室が隣だった軽音楽部の部室に入ったところ、全く同じ行動をとっていた高村と出会ったということ。
何故そこで次の日などに出直さず、たまたま隣にある部室に入ってしまうのか、謎ですよね。
もし隣にあったのがボクシング部やラグビー部でも、彼らにとっては良かったのでしょうか……。
しかも、高村は中学時代はテニス部に所属、田邊は幽霊部員ながらバドミントン部の主将を務めたといいますから、なんとなく、でテニス部に行ったわけでもないのだろうと思うのですが。
これが運命というものなのでしょうか。
このちょっと妙な出会いが、後のBLUE ENCOUNTに繋がってくことになります。
2016年にはメンバー念願の日本武道館ワンマンライブも!
そしてギターの江口と当時のベース担当の者も加わり、BLUE ENCOUNTが結成されました。
現メンバーとなったのは2009年、ベーシストが脱退し、田邊、江口、高村が上京した後のことになります。この3人が進学した専門学校で出会ったのが、現ベーシストの辻村でした。
その後は初となるミニアルバムを2010年にリリースしますが鳴かず飛ばず、転機となったのは2012年にリリースされたミニアルバム『HALO』に収録されているタイトル曲「HALO」のPV。
公開直後にすぐ反響があった、というわけではないようですが、じわじわと再生回数をのばしていき、半年後には20万回再生に。
その影響か、ライブ動員数も少しずつ増えていき、ワンマンライヴがソールドアウトするまでに。
PVを見て、ライブに来たというファンも多かったそうです。
それからはライブ会場の規模を大きくしてもソールドアウトが続き、サマーソニックにも出演するなど、活躍の場を広げていきました。
ついに2016年には、ミュージシャンの憧れ、日本武道館でのワンマンライブを敢行。
メジャー2ndアルバム『THE END』収録の「HEART」
今回ご紹介する曲「HEART」は、2017年、メジャーデビューしてから2枚目のアルバム『THE END』に収録されています。
収録曲は以下の13曲。
1. THE END
2. HEART
3. Survivor
4. TA・WA・KE
5. ルーキー ルーキー
6. 涙
7. LOVE
8. LAST HERO
9. GO!!
10. スクールクラップ
11. city
12. だいじょうぶ
13. はじまり
出典: https://www.amazon.co.jp/END-BLUE-ENCOUNT/dp/B01M3XXDD3/ref=sr_1_14_twi_aud_1?s=music&ie=UTF8&qid=1520086415&sr=1-14&keywords=%2FBLUE+ENCOUNT
聴きどころをチェック!
このアルバムには4曲のシングル表題曲が収録されています。
3rd「はじまり」、4th「Survivor」、この曲はテレビアニメ『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』の第2オープニングテーマに使用されました。
そして5th「だいじょうぶ」、そしてドラマ『『THE LAST COP/ラストコップ』の主題歌に起用された6th「LAST HERO」です。
そしてアルバムのトップを飾る曲が「THE END」。
最終曲が「はじまり」。
これには”終わりと始まりは表裏一体”という意味を含ませているようです。
アルバムタイトルの”THE END”は”終わり”ということですが、ネガティブさをBLUE ENCOUNTはポジティブにひっくり返す、そういう意味でもあるとメンバーは語っています。
PVはこちら!
PVは、スクラップ工場でしょうか、そういった雑然としたところでメンバーたちが演奏しています。
時間は夜。彼らにあたるスポット以外は、暗闇です。
最初は穏やかですが、徐々に風が強くなり、1番のサビごろにはまるで台風のような強風が。
そして2番になると、大雨です。
それも横殴りの、嵐です。
中身の入ったごみ袋が舞い、何とスクラップされる前の車の一部が降ってきます。
いや、曲自体もそうですけど、激しい……。
あまりの豪快さに、ちょっと気持ちがいいくらいです。
「HEART」の歌詞
Don’t need no one by my side
So I am pushin people outta my way
Lie as violence
Red than arms
Oh
Rain of sadness
Wash at my faith
Ah
What the hell
I’m in a pickle now
Now I just wanna say F-WORD
I will get it for doing such a thing
Party pooper, Go away
出典: HEART/作詞:田邊駿一 作曲:田邊駿一
俺には誰も必要ない
邪魔する奴は押しのけるんだ
嘘は、どんな武器よりも凶暴にもなるんだ
哀しみの雨が降り注いで、俺の信念までもが洗い流される
まるで地獄だ
俺は今、窮地に陥っている
口汚く罵りたいところだが
そんなことしたらうるさく言われるんだろうな
空気読めない奴、消えろよ