愛があれば全てが許されてしまうの?という問いに対してこの歌詞が回答でしょう。
やはり「愛」は全ての免罪符足り得てしまうのです。
どうして?と問われても「やっぱり好きだから♪」で納得せざるを得ないのです。
僕らはイケナイ関係?
物憂げなAttitude
ほっといたら消えちゃいそう
物欲しげなアピール中
突っ込んだら逃げちゃいそう
落ちそうで落ちなくて いけそうでイケナイ関係
Ah もうどうしてくれよう Come on
出典: SLY/作詞:RYO-Z、ILMARI、PES、SU 作曲:DJ FUMIYA
4人のMCの中で一番の積極性を感じさせるRYO-Zさん。
気のある素振りを見せつつも彼女は複数のボーイフレンドをキープしています。
押しすぎるとサヨナラされそう、でも目を離せない生殺し状態です。
最後の「どうしてくれよう」に爆発寸前の脳内妄想が見て取れるようです。
天秤にかけるように 弄ばれる想い
翻弄されるがままで
鏡に映るように 逆サイにブレる想い
本能赴くままね
出典: SLY/作詞:RYO-Z、ILMARI、PES、SU 作曲:DJ FUMIYA
結局ズルいのはどちらなの?
愛さえあれば幸せになれると信じてるでしょ?
騙されては つれない想いばかり、もうズルいじゃん
でも それがいいの
まぁ それでいい
そう、そこがいいの
ねぇ、ねぇ SLY ねぇ
SLY …
SLY …
SLY
出典: SLY/作詞:RYO-Z、ILMARI、PES、SU 作曲:DJ FUMIYA
「SLY」=ずる賢いのは女性?男性?深読みすればどちらとも取れる内容ですね。
推察されるにこの曲は男女どちらにも向けた内容なのではないでしょうか?
RIP SLYMEのメンバーが男性なので便宜上女性を題材に扱ったのでしょう。
大人の恋愛は1匙の駆け引きが燃え上がるスパイスとなります。
RIP SLYMEもそんな成熟した大人の恋愛観を表現する歳になったのでしょう。
アルバム『GOLDEN TIME』に収録
「SLY」は同年12月リリースのアルバム「GOLDEN TIME」に収録されています。
本作には「ジャングル・フィーバー」と「ロング・バケーション」も収録。
「SLY」はアルバムver.として別ミックスなのでこちらも要チェックです。
「GOLDEN TIME」は当時のRIP SLYMEの集大成的なアルバムです。
「テレビのゴールデンタイムがコンセプト」で非常にバラエティに富んだ曲が並びます。
「AH!YEAH!」のようなリップらしいパーティーチューン。
「ロングバケーション」「アプリオリ」のようなメローな曲も絶妙なバランスで配置されています。
歌詞の内容が年相応な大人っぽい内容に変化しているのにも注目です。
あの人気アイドルグループとも共演
SMAPに楽曲提供
RIP SLYMEは「SLY」を発表した翌年早々にSMAPと共演を果たします。
元々彼らがSMAPに楽曲提供をしていたことから実現した企画でした。
しかも番組は「SMAP×SMAP」です。
この企画で彼らはSMAPと一緒に「GOING OVER」と「SLY」を歌います。
PESさんはこのことを「将来、孫に自慢する(笑)」と語っています。