ツユ【やっぱり雨は降るんだね】歌詞の意味を解釈！ときめけないのは誰のせい？雨に流したい想いを紐解く

あなたが遥か遠くまで行ってしまった。

それに比例するようにして私の心も水1つないほどに枯れ果ててしまったのです。

まるで抜け殻のような主人公の姿が思い浮かびます。

しかし、外を見ればあの日のように降りしきっている雨。

もう思い出させないでくれという主人公の心情とあなたがいない現実が押し付けられます。

最後の歌詞にこの楽曲の行く末が示されています。

これまで泣いていたばかりの主人公があなたとの想いに対して笑顔を見せています。

それは決して吹っ切れたわけなく、1つ前に進んだ主人公の姿。

降りしきった雨の果てに差した太陽のように輝いているのです。

もう会えないし会わない、けれどあなたとの思い出を捨てたわけはない。

あの日の雨のように心に宿した想いを忘れないまま、違う方向へと進んでいくのです。

いかがでしたでしょうか。

ツユの処女作であり代表曲『やっぱり雨は降るんだね』について歌詞を解釈していきました。

叶わない恋に対して雨のように憂う心情とただ無常に過ぎ去る現実が映し出された楽曲。

最後までときめくことが出来なったのはあなたに勝手に振り回されていた自分のせいだったのです。

同時に想いに応えてくれなかったあなたの姿から恋の儚さをも感じます。

聴いているだけで自分の過去を振り返ってしまうような魅力的な詞でした。

以下では同じくツユの楽曲の歌詞解釈記事を紹介しています。

集団生活や競争社会に蔓延る他者比較についてリアルな視点から描かれた歌詞が魅力的な楽曲。

ずっと苦しめられてきたあの子との比較もこの楽曲を通して何か変化があるかもしれません。

そしてこちらは自分の生きている意味や存在価値に対して疑問を呈している楽曲。

過去の経験の1つ1つによって削り取られた自己肯定感が今の希死念慮を生み出しているのです。

どこにも吐き出せない心の内の想いを是非体感してみてください。