楽曲について
ツユの代表曲となる楽曲『やっぱり雨は降るんだね』。
この楽曲はツユの処女作となっています。
そして2020年2月19日に1stフルアルバム【やっぱり雨は降るんだね】がリリースされました。
ツユとして初めて世に放った1曲に込められた想いはどの楽曲よりも強いと思われます。
はたしてどのようなメッセージが込められているのでしょうか。
あなたとの出会い
心模様は曇り空
平行線から遠のいて
ほら天気予報も当たんなくて
こんなぐずった空に舞って
僕の声ばっか恥ずかしいね
出典: やっぱり雨は降るんだね/作詞:ぷす 作曲:ぷす
歌詞の1行目で述べられていることについて見ていきます。
始めは2人が近寄り過ぎず、離れていかないほどの心地良い距離感を保っていました。
しかし、そこから徐々に2人の物理的、心理的な距離が離れていく様子が描かれています。
「あなた」に対しての気持ちばかりが先行するのです。
今にも雨が降り出しそうな曇天に、自身の心情を映し出しています。
あなたと出会って変化していく
放課のチャイムが鳴ったって
君の横顔で聴こえなくて
もう 優等生には出来ない事なんだ
出典: やっぱり雨は降るんだね/作詞:ぷす 作曲:ぷす
ここではあなたと距離が近かった頃の思い出を振りかえっているのではないでしょうか。
2人はチャイムの音さえ意識しないほどに互いに夢中だったことが分かります。
歌詞の3行目に述べられていることは、前は自分も「優等生」だったことを示している。
学校の規則に従順で、生徒のあるべき姿を映したような学生だったのでしょう。
しかし、あなたと出会ったことで自分の中の優先順位が変化したことを表しているのです。
だからこそ放課後にすぐに帰ることも無く、あなたとの世界に入り浸っていきます。
曖昧な関係でも忘れられない記憶
他人の心は分からないまま
声に出すのは簡単で
でも伝えるのは難しくて
本当だって分かんないの?
そりゃ天気予報も当たんないね
出典: やっぱり雨は降るんだね/作詞:ぷす 作曲:ぷす
相手に好意を投げかけることは出来ても、その好意を伝えることは容易ではありません。
そんな中で主人公はどうにかして気づいてもらおうとあなたに想いを飛ばします。
しかし幾らあなたを想っても、一向に雲が晴れる兆しはありません。
天気予報が当たらないように、あなたの考えていることも分からないのです。
ただ募らせた想いは空に散っていきます。
曖昧な2人
身長だって覚えないし
下の名前では呼んでくれないんだ
そんな恋は雲のようで
広がって またくっついたりもして
出典: やっぱり雨は降るんだね/作詞:ぷす 作曲:ぷす