自分の声が自分を動かす
蠢きだす世界会場を
波打つように揺れる摩天楼
紛れもないこの声はどう聞いても
聞き飽きた自分の声だ
「あの丘を越えたら20秒で
その意味を嫌でも知ることになるよ。
疑わないで。耳を澄ませたら20秒先へ」
出典: https://twitter.com/kgpr_bot/status/913861897656475648
建物がうごめくような世界の中をかきわけるように走ります。暴れ出す人や泣き叫ぶ子供たち、神に祈る神父など助かりたいという気持ちは誰もが同じです。
その中を、聞き飽きた自分の声が自分を導きます。
どこに行けば良いのかわからない時には、どんなに怪しくても疑わずに進むしかないですよね。
疑いたくなるような光景
息も絶え絶えたどり着いたんだ 空を映し出す壁の前に
その向こう白衣の科学者たちは 「素晴らしい」と手を打った
疑うよ。
出典: https://twitter.com/pori_0716/status/931009183066988549
そこから見る街の風景は
まるで実験施設の様でさ
「もう不必要だ。」
科学者は片手間に爆弾を投げた
箱の中の小さな世界で
今までずっと生きてきたんだなと
出典: https://twitter.com/nico_gulu/status/931205532932698112
声を頼りにたどり着いた場所には、目を疑うような光景がありました。
まず、世界が終わるはずなのに、白衣を着た科学者たちに「素晴らしい」と言われたらとても信じられませんよね。
そして、死に物狂いで逃げてきた世界をあっけなく爆弾で壊してしまいます。
自分が生きてきた世界は、彼らの箱庭でしかなかったのです。
ゲームの中の世界
燃え尽きていく街だったモノを
ただ、呆然と見る耳元で
ヘッドフォンの向こうから
「ごめんね」と声がした
出典: https://twitter.com/nico_gulu/status/931205532932698112
この曲は、ゲームを楽しんでいた「カゲロウデイズ」の続きではないかと言われています。そのことから考えると、この曲は「ゲームの中の世界」の歌なのではないでしょうか。
MVでも、一番はじめに画面の中に入っていきますよね。また、「ヘッドフォンアクター」という名前は物語の中でゲームの名前としても出てくるのです。
このゲームの製作者が「白衣を着た科学者たち」で、ゲームに重大なバグが見つかったために破棄しようとします。
しかし、破棄する前にゲームの成果を試そうと考え、ゲームの中の住人である主人公で遊んだのではないでしょうか。
そして、クリアすることができた主人公は生き残ることができたのです。しかし、今まで生きていた世界は爆弾で壊され、大切な人たちにはもう会うことはできません。
それは死ななかっただけで、生きる喜びとは程遠いものです。そのような、自分に対して諦めと謝罪を込めて自分が「ごめんね」と言ったのではないでしょうか。
コード譜はこちら
「ヘッドフォンアクター」を演奏してみたいという方のために、下記にコード譜を紹介します。
これを参考にしていただき、ぜひあなたも「ヘッドフォンアクター」を演奏してみてください。
まとめ
今回は、じんの「ヘッドフォンアクター」について紹介しました。
彼の「カゲロウプロジェクト」の全容は、この曲だけではつかむことのできないスケールの大きいものです。
この記事を読んで、「カゲロウプロジェクト」に興味を持った方はぜひ公式ウェブサイトもチェックしてみてください。
Lia、じん、しづ、石風呂などのアーティストマネジメントやVOCALOID?3対応の歌声ライブラリ [IA -ARIA ON THE PLANETES-] の企画・開発、全てのクリエイターの創作活動支援を行うプロジェクト [IA PROJECT] を運営をする1st PLACE株式会社の公式ホームページ。
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