アパレルブランドBEAMSの40周年を記念した動画でも東京を代表する曲としてフィーチャー。
失恋あるあるが凝縮!?『True』の歌詞を紐解く
叶わぬ恋と聞いて何を連想するでしょうか。
既婚者?友達の恋人?遠い場所にいる人?歳の差?それともアイドルのリアコ?
恋模様は人それぞれですが、これらの恋はどれもいずれあきらめなくてはいけないときがきます。
(なかには略奪する方もいると思いますが……)
『True』の歌詞で加藤ミリアはまさにその瞬間に沸きあがる感情を描いているんですね。
恋をあきらめた経験があれば、一度は抱いたことのある気持ち。
それが心のひだをなぞるように歌われているから、多くの方の心を揺さぶるのでしょう。
最後のワガママ「会いたい……」
1番の歌詞からの抜粋です。
最後にひと目だけでも会いたいという気持ちを表しているようです。
これ以上もう隠せなくて
抜け出せないこと知ってて
会いたくなった
出典: https://www.utamap.com/showkasi.php?surl=k-121121-323
頭では分かっていても心が追いつかない。せめて今まで秘めていた恋心だけでも知っておいてほしい。
たとえ返事が分かっていても好きな人の口から答えが、何かレスポンスがほしい。
こうした恋の葛藤、一度は経験あるのではないでしょうか。
困った顔でじっと見つめないで
どうしてもきみの気持ちを知りたくて
出典: https://www.utamap.com/showkasi.php?surl=k-121121-323
加藤ミリヤは鬱屈とした気持ちも飾らずストレートに描きます。
まるで、好きな人には誰だって会いたいものだと心のモヤモヤを一蹴してくれているようです。
もうやめにしなきゃ、でも……
あの人と連絡を取るのはこれっきりにしよう。
そう決めてすぐにLINEをブロックできますか?アドレスを消去できますか?
一度でキッパリやめられる方はなかなかいないと思います。
『True』でも、そうした心のゆらぎが表現されています。
以下は2番の歌詞の抜粋です。
これで最後 何度も思ったのに出来なくて
繋がっていたい それだけ
何もできずにただうずくまってる
出典: https://www.utamap.com/showkasi.php?surl=k-121121-323
あきらめきれない。
これが、恋をあきらめようとしている方の心の奥底にある本当の気持ちではないでしょうか。
もう会わなくても、声を聞くことがなくても、連絡をしあうことすらなくても繋がっていたい。
好きな人とのわずかな接点を求める切なさがギュッっとつまった一節です。
夢からさめればそこは真実(true)のせかい
夢はいつかさめるもの。
夢見た恋を失くして、そのあと残るものとはなんでしょう。