気づけばいつも誰かに支えられ ここまで歩いた
だから今度は自分が 誰かを支えられるように
「まっすぐにやれ よそ見はするな へたくそでいい」父の笑顔と
「信じることは簡単なこと 疑うよりも気持ちがいいね」母の涙
出典: 遥か/作詞:GReeeeN 作曲:GReeeeN
人間は生きていく中で、絶対に人に支えられる時がきます。
それは実感できなくても、見えないようなところで支えられていたり。
ですが、それに気づけたとき、人に対しての「ありがたみ」というのを感じられるのかもしれません。
そしてそれに気づけたとき、ほんの少し大人になれたような気がするものです。
不安な気持ち
さよなら また会える日まで 不安と期待を背負って
必ずを夢叶えて 笑顔で帰るために
本当の強さ 本当の自由 本当の愛と 本当の優しさ
わからないまま進めないから 「自分探す」と心に決めた
出典: 遥か/作詞:GReeeeN 作曲:GReeeeN
旅立つとき、人は不安を感じるものです。
「この先、どんな未来が待っているのか。」
「自分の夢を実現することはできるのだろうか。」
このような様々な不安を感じることは旅立ちの付き物かもしれません。
決心
不安を感じながらも、決心していることが後半2行で表現されています。
“強さ”や“優しさ”といったものがわかっていなければ、正しく生きられるのか。
それはつまり、父と母の願っている想いにも繋がってきます。
自分の夢を追う姿、そしてその中で人間としての成長を目指す様子。
不安はあるものの、決心したことが感じられます。
親に向けた想い
春風 想い届けて 涙を優しく包んで
必ず夢を叶えて 笑顔で帰るために
さようなら しかられる事も少なくなっていくけれど
いつでもそばにいるから 笑顔で帰るから
出典: 遥か/作詞:GReeeeN 作曲:GReeeeN
この4行は子供から親に対する想いが描かれています。
父と母のもとに帰る時、笑顔で会いに行きたい。
そのために、自分の夢や親の願いを叶えるんだ。
ここでは改めて強い想いが確認できます。
そして、もう1つ確認できることが「ためらい」のようなもの。
ここまで何度か「さようなら」という歌詞がありましたよね。
その歌詞を見ると、旅立ちを迎えている中で、どこかためらいがあるように見えます。
親に対する“優しさ”
この歌詞で注目したい部分。
それが「常に身近な存在」であることを表現しているところ。
これまで歌詞内では、「こうなってほしい」という親の願いが所々ありました。
その中で、“優しさ”という気持ちの成長がここでは感じられるのではないでしょうか。
前進
どれだけ寂しくても 僕らは歩き続ける
必ず帰るから 想いが風に舞う あなたの誇りになる
いざ行こう
出典: 遥か/作詞:GReeeeN 作曲:GReeeeN
最後の歌詞がこちらです。
親の想いを胸に、旅立つ瞬間が描かれています。
今まで“さようなら”という歌詞が続いていました。
しかし、ここで“いざ行こう”という決断に変わりました。
この世に生まれた以上、人生という道を歩き続けなければいけません。
時には悲しさや寂しさも感じることもあるでしょう。
その時に温かく包んでくれる存在。
それが“親”の存在なのかもしれませんね。
歌詞に込められた想い
歌詞解説のまとめとして、紹介したいのが「遥か」に込められた想いです。
この世に存在する多くの曲には、アーティストが込めた想いがあります。
では「遥か」にはどのような想いが込められているのか。
それは「覚悟」ということだと思います。
夢に向かって進み続けている人、あるいはまだ夢を見つけられていない人。
もちろん人によって、現在地は変わってきます。
しかし、どのような位置にいるのかは関係ありません。
「これから目標に向かって、頑張るんだ」
その気持ちを持って欲しいのだと、私は思います。