幾万年経過して、3万年このまま。
必要とされなくなって時間だけが経つ。
安売りされたお菓子の嘆きが聞こえてくるようです。
揺れて消えていく街の姿
チューイングガム
ああ、街ではおばけの呼吸が沸き散れば
ブーイングコール
蒸気みたいに揺らめいてなくなった
出典: 駄菓子屋商売/作詞:米津玄師 作曲:米津玄師
人が少なく暗くて寂しくなった街。
おばけの呼吸は昔の面影ということでしょうか。
ふわりと浮かんで消えていく蒸気のように、過去の街の存在すら、もうはっきりと形を留めることはできません。
どれほど時間が経っても
イエイ もう三億年間このまんま!
這う這うで逃げ出して 愛なんかとっくに売れちまって
イエイ 進めショッピングカート僕を乗せ
今らなばお安いぜ 丁重にラッピング施して
出典: 駄菓子屋商売/作詞:米津玄師 作曲:米津玄師
どれだけ時間が経っても、そのまま。
お菓子は古くなって値段が安い状態で売られ、どんどん価値が下げられても売れ残っていく。
輝きを失った切ない様子が思い浮かびます。
古いものは消えていく運命?
チューイングガム
大昔に賞味の期限が過ぎたけど
ブーイングコール
嫌になるほど御得な商品さ
出典: 駄菓子屋商売/作詞:米津玄師 作曲:米津玄師
チューイングガムという言い方も最近では聞きませんね。
昔はお菓子の一つとして子供に人気だったガムは、最近では口内環境を整えるものとして扱われています。
ガムも時代に沿って進化しているのでしょう。
新しいものを優遇し、古いものを排除していく世の流れが歌われているように感じます。
ノスタルジーを感じる歌
いかがでしたか?不思議な世界観満載の一曲でしたね。
次々と新しいものが開発されて、古いものが人目につかないところで残って消えていくような切なさと、過去の栄光や象徴が朽ちていく様子がノスタルジックに描かれていると思います。
米津さんならではの歌詞とメロディーはひと癖あるぶん、何度も聴きたくなることでしょう。
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