甘くしたホットミルクを飲み干す
D
遠のく思い出をそっと
A/D Asus4
甘い砂糖溶かして飲み干した
Em7
微温くないから 苦くないから
Gm A
薫る湯気とともにそっと
出典: ホットミルク/作詞:山下穂尊・水野良樹 作曲:山下穂尊
モヤモヤした不安や悩みをホットミルクを飲みながらそっと胸にしまいます。
「甘い砂糖を溶かして」という歌詞は、自分に少し甘い部分があるという意味もあるのでしょう。
まだ現実を見ずに甘ったれている部分があるのだと思います。
「そっと」と2回もでてきますよね。
デリケートな気持ちを優しく扱っている様子がイメージできます。
D
めくるめく日々は確かに
F#m7
変わりゆくものだけ見せました
Em7
だけど消えない この熱だけが
Gm A
これからもあたしをずっと動かしていく
出典: ホットミルク/作詞:山下穂尊・水野良樹 作曲:山下穂尊
「この熱」とは、自分が持っている情熱のことでしょう。
夢を追いかける気持ちだけが彼女を突き動かしているのです。
周りの友達は進学したり就職したりと、周囲の環境はどんどん変わっていきます。
そんな日々に不安だけが増えるけど、持ち続けている夢が自分を強くしていくのです。
D Em7
塞いだ耳に絡まんのは
G D
人の言う理想でした
Em7
若干愛想笑って噛み砕いたら
G A D Bm7
いつものホットミルク
E7
憂鬱な世界なんてさ
A# D Bm7
意味無いと思いますか?
E7
辛辣な未来だってさ
A# C D
有り触れた夢の一欠片だって担う
出典: ホットミルク/作詞:山下穂尊・水野良樹 作曲:山下穂尊
「周りの人間は勝手な理想ばかり口にする」
そんな嫌気が差す気持ちが伝わってきます。
「夢を諦めたくないけど、周りが言っていることも理解できる」
そんな迷いも見え隠れします。
気持ちを落ち着かせたい時は「いつものホットミルク」なんですね。
砂糖を溶かしていない?
D
近づく現実をちょっと
A/D Asus4
熱いミルクとともに飲み干した
Em7
不味くないかな 渋くないかな
Gm A
少しだけ迷うんだ きっと
D
でも昨日の自分がごまかした
F#m7
些細な傷も今日は飲み干すよ
Em7 Gm
心に決めたその瞬間に染み渡っていくのは
Asus4 D
いつものホットミルク
出典: ホットミルク/作詞:山下穂尊・水野良樹 作曲:山下穂尊
現実に不安を感じているのでしょう。
これからどうなるんだろうという先への不安が感じとれます。
「でも、そんな現実も受け入れてみようかな」と一歩前に進み出します。
ここでは「砂糖に溶かして」がでてきません。
自分に甘い部分は捨てようとしているのです。
「不味くないかな」は、ツラくないかなと不安に駆られているのしょう。
しかし、そんな心配ごともホットミルクと一緒に飲み干して前進するのです。
E7
本当に今欲しいもの
A# D Bm7
それはその答えですか?
E7
肝心なことはやっぱさ
A# C D
この胸のなかに宿るものだって気付く
出典: ホットミルク/作詞:山下穂尊・水野良樹 作曲:山下穂尊
D
遠のく思い出と一歩
A/D Asus4
近づいた現実を混ぜました
Em7
甘いけど少しほろ苦い
Gm A Asus4
まぎれもないあたしと知って
出典: ホットミルク/作詞:山下穂尊・水野良樹 作曲:山下穂尊
現実から目を逸らさずに真っ直ぐ見つめて挑んでいく。
そんな強い気持ちを感じます。
今までは、甘い砂糖に混ぜて誤魔化していたけど、少しほろ苦くなっていますね。
現実を見て前向きに進めたからこそ、ほろ苦い味も感じることができたのでしょう。
D
めくるめく日々は確かに
F#m7
変わらないものこそ見せました
Em7
信じるものは この想いだけ
Gm
染み渡っていくのは
Asus4 D
いつものホットミルク
F#m7
ホットミルク…
Em7
あたたかなこの胸に
Gm Asus4 D
染み渡るホットミルク
F#m7
ホットミルク…
Em7
あたたかなこの胸に
Gm Asus4 D
染み渡る
出典: ホットミルク/作詞:山下穂尊・水野良樹 作曲:山下穂尊
優しいホットミルクのような思い出と少しほろ苦い現実。
どちらも受け入れて、前に進めた「あたし」がいます。
不安や心配は、いつものホットミルクが優しく癒してくれる。
そんな、心がぽかぽかと温まる歌詞でした。