これは気ままな野良猫さん
闇の中目だけが光ってる
随分口が上手だけど
私はバカな女じゃないわ

出典: 嗚呼、素晴らしきニャン生/作詞:Nem 作曲:Nem

曲は2番へ移りました。

ここからは歌い手がGUMIちゃんへ変わり、飼われる白猫目線になります。

ここで初めて、他者から見た野良猫の様子がうかがえるようになりました。

なんと、白猫には光る目しか見えていなかったのです!

夜によく起こることですが、なんだか可哀想になってしまいます。

1番であんなにアピールしていたのに、白猫から見るとあまりかっこよくない対面です。

白猫は野良猫の誘いには乗りません。

ですが、彼の話術には一定の評価を下している様子です。

飼われる理由

Nem feat.GUMI&鏡音レン【嗚呼、素晴らしきニャン生】歌詞の意味を解説!幸せなニャン生とはの画像

ニャン生は一度きり
だからこそ飼われるのよ
ブランド首輪の価値が
あなたには分かるかしら?

出典: 嗚呼、素晴らしきニャン生/作詞:Nem 作曲:Nem

飼われていれば、ある程度の身の安全が保障されます。

今日のごはんを探さなくても良いし、雨に濡れずに眠ることも可能です。

白猫は「飼い猫ならではの特権」に魅力を感じています。

それが、彼女が飼われている理由です。

続けて野良猫に対して首輪の価値を問いかけます。

野良猫にとって首輪は不自由の象徴でした。

しかし白猫にとっては、これこそが豊かに暮らせる象徴なのです。

さらに注目すべきは、この首輪がただの首輪ではないということ。

歌詞にある通り、ブランドもののようです。

首輪の価格帯はピンからキリまで。

極端な話をすれば、1,000円以下でも手に入ってしまいます。

それをあえて、ブランドものを選んで猫につけさせている。

飼い主の愛情が窺えるアイテムです。

きっと白猫はかいがいしく世話されているのでしょう。

飼い猫のリッチな1日

私は優雅よニャンニャンニャン♪
美味しい食事にふかふかベッド
水はちょっぴり苦手だけど
毎日シャワーだって浴びれるの

出典: 嗚呼、素晴らしきニャン生/作詞:Nem 作曲:Nem

サビにさしかかりました。

1番の野良猫と対比するように、飼い猫のリッチな1日が描かれています。

猫も体が汚れていると気になるのでしょう。

シャワーを浴びられるのは、飼い猫にとって自慢すべきポイントのようです。

自慢するだけじゃない

それに比べてニャンニャンニャン♪
あなたは誰に守ってもらうの?
明日車に轢かれるかも
知れないじゃない!

出典: 嗚呼、素晴らしきニャン生/作詞:Nem 作曲:Nem

しかし、白猫の主張は自慢だけで終わりません。

サビの後半は、なんと野良猫の心配をしています。

彼女の主張はもっともです。

家の中にいれば、車の心配をする必要はないのですから。

わざわざ相手の心配をするなんて……。

白猫も、野良猫に気持ちが傾いてきたのでしょうか?

軽快な掛け合い

そんな強気なとこも素敵です
一層あなたを好きになりました

出典: 嗚呼、素晴らしきニャン生/作詞:Nem 作曲:Nem

曲はここまで、野良猫の誘い→白猫の反論と進んできました。

白猫は野良猫の誘いに乗らず、2人は窓辺で話し合っている現状です。

野良猫としては不本意かもしれませんが、まったく不快には思っていません。

むしろすぐに落ちないところに、新たな魅力を見つけています。

ここでは隠すことなく「好き」とストレートな言葉で誘惑していますね。

あら正直ね、でもそんなやり方じゃ
ココロ揺らがないわ

出典: 嗚呼、素晴らしきニャン生/作詞:Nem 作曲:Nem