謎だったボカロP

才能の塊

まふまふは2010年から、ボカロPとしてニコニコ動画やYouTubeなどに作品を投稿しています。

ですから当然、作詞や作曲、編曲もこなしますし、DTMだって操作します。

さらには自分でも歌唱したヴァージョンもアップしたり、同じく有名な歌い手さんのそらると音楽ユニットを組んだりも。

楽器もたくさん弾けますし、ボカロ曲やユニットの楽曲だけでなく、有名なアーティストへの提供も行っています。

さすがにイラストや動画は仲間に任せていますが、それでもここまで一人でできてしまうまふまふ

ほとんど顔出しをしないのですが、数少ないネット上の履歴やライブなどでは、彼のスーパーイケメンぶりも拝むことができます。

何この「天はすべてを与えた」的な恵まれた才能!?

しかし、やはりイケメンにもイケメンであるがゆえの悩みや不幸があるのです。

結構壮絶な過去

当然でしょうけれども、あまり本人からは話したがらないため、これもネット上での噂や伝え聞きの部分が大きいですが、まふまふはかつて何度かストーカー被害に遭っています。

ボカロPとしてこれまで発表してきた楽曲は、なんとすべて殿堂入りしているという快挙を成し遂げていますが、どの楽曲も結構歌詞は暗めだったり怖かったり。

作曲そのものはポップだったりロック調だったりするので、明るい歌詞を合わせればものすごくハッピーな楽曲になるのでしょう。

しかし、まふまふの書く歌詞は多くがいじめられっ子や弱者からの目線のもの。

以前のまふまふのTwitterの投稿によると、「そういう人たちからの共感を得たいというよりも、自分もまた弱い者だから、その目線しか持てないのかも」というものがありました。

かつてストーカー被害や暴行に遭ったこともあるまふまふ。

歌詞を書く、という一人の作業になると、やはり素の自分が出てしまうのでしょう。

もちろん今は、そらるや仲間たちに囲まれて、過去を乗り越えつつあるとのことなので、安心してくださいね。

「ハローディストピア」には前作がある?!

約2ヶ月前に投稿したばかり

今回取り上げる「ハローディストピア」は、まだ投稿から2ヶ月程度しか経っていません。

噂では、この楽曲の歌詞はリスナーやマナーの悪いファン(既にファンとは言えない)に向けて書かれたものだと言われています。

実は、まふまふはこの楽曲の発表の前、2017年12月に「メリーバッドエンド」というボカロ曲を発表しています。

こちらの作品を歌うボカロ初音ミクですが、聴いてみるとそれなりに共通点が見えてきますね。

そんなことを思いながら、まずはこちらの動画をご覧ください。

メリーバッドエンド/まふまふ feat. 初音ミク

YouTubeのコメント欄には「共通の敵を作ってまとまる集団心理のそれを書きました」とあります。

多くを語らずとも、ここにすべてが凝縮されているのではないでしょうか?

「ディストピア」とは

一方、「ハローディストピア」ですが、こちらはボカロソフト第2弾である姉弟ボーカロイドの「鏡音リン・レン」が歌唱しています。

とは言え、ほぼ鏡音リンの独唱に近く、部分的に鏡音レンが入ってくる、といった感じですね。

では、こちらの動画を見てみましょう。

ハローディストピア/まふまふ feat. 鏡音リン・レン

こちらのコメント欄には「近頃思うことがあったので」とあります。

その前の「バカと埃は隅に集まる」も気になりますね。

また、「ハローディストピア」には、まふまふ本人による歌唱ヴァージョンもありますので、せっかくですから見ておきましょう。

ものっすごいハイトーンで、「ボカロ曲を歌えばこうなるよね」というほどにブチ切れていて、いろんな意味で素敵です(笑)。

ハローディストピア/自分で歌ってみた【まふまふ】

挟み込まれる「ディストピア」

なかなか止められない

「ディストピア」というのは、理想郷を意味する「ユートピア」の反対語です。

日本語では「暗黒郷」や「地獄郷」とも言われるそうです。

刻々と変わっていく、動きの激しい「ハローディストピア」の動画の中に、まるでサブリミナルのように「ディストピア」の説明が挟まれていることに気付かれましたか?

再生中に時間を覚えて、そのタイミングで止めようとしても、なかなか一瞬の誤差で止められないほどの短時間です。

しかし、うまく止められれば全文を読めますので、ぜひチャンレンジしてみてくださいね。

1分2秒くらいの位置です。