【傷つける/クリープハイプ】愛を感じさせる歌詞の意味を徹底解釈！コード譜＆PVを紹介♪

“口頭・冒頭・適当・相当”の韻にも注目です。同じ音だけをねらった訳ではなく、心情を吐き出すための韻は、こちらに真っ直ぐ向かってきます。

愛や好きの1文字目を口にしたのに、すぐにつっかえてしまうなんて尾崎さんらしくて、イイねも送りたくなります。

想いをスムーズに口で伝えることができない、それならば手を繋ぐ勇気を出してみたいけれど、それも自ら空振りにしてしまいます。

手をつないでもぬくもりが伝わるのなら良いけれど、熱い手(しかも汗ばんでいたりしたら)と思われたら、相手が手を引っ込めることを強く予感してしまいます。

愛は決して軽いモノではないと思っているけれど、いざ愛を入手しようと思うと素直に行動ができない。かといって素直に行動をした結果、愛が必ず手に入るとは限りません。

それが分かっているから、愛を直視することを避けてしまう心理に切なさも感じてしまいます。

「傷つける」は傷をつけるのは自分、傷つくのも自分。この後ボールペンで書く愛の行方は、インクが大きく関わっているようです。

スムーズに書くことが出来ないボールペンで書いた愛は、肉眼で見ることができません。 (心眼で見ることが出来ればそれはスゴイこと!)

見えるように書いたはずの文字は、傷をつけるように紙の上に跡だけが残っています。かすかなくぼみを指で触れば、愛があった時間を確かめることがかろうじてできます。

存在したはずの愛をもっと突き詰める行為は、結局自分の傷を広げることになってしまいます。覗き込んで愛を求めてもそこにはもう何もありません。虚しさが広がるだけです。

愛の扱いについて後悔をしても遅いことを思い知らされている、最後のフレーズ。信じたいけれど信じられない愛。バラードを歌う声には、自分と愛とのせめぎ合いが含まれています。

実は「傷つける」は2013年5月にリリースされた、クリープハイプ3rdシングルの「憂、燦々(ゆうさんさん)」に収録されています。(こちらはアコースティックバージョン)

タイトル曲の「憂、燦々(ゆうさんさん)」は化粧品のCMソング。オシャレなクリープハイプもイイですよね。

Fmaj7→Eｍ7→Dm7→G→Cと決してコードは難しくありません。ゆったりと進行するので慌てず弾きましょう。

コード進行と同時に気を付けたいのが譜割。言葉をしっかりととらえて音にのせて歌ってください。メロディ以上に言葉を重視する世界観を忘れずに。

歌詞が韻を踏んでいる部分のコードも載せてみました。始まりのC7が効いています。

4つの「とう」を意識せずにサラリと歌うのは難しいですが、聞かせどころです。

クリープハイプの名前がより広く深く知れ渡るきっかけになったのは映画に使われた「イト」の大ヒットがありますね。

スーパーで買い物している時にこの曲がインストバージョンになってBGMとして流れていたことがありました。

あっ「イト」と気が付いて、思わずハミングしてしまいました。(調子に乗って余計なものを買わない様に注意です!)

私はFMの深夜放送で尾崎さんの声に会えることを毎週楽しみにしています。 シャイだけど言いたいことは言ってしまう、そして凹む尾崎さん。ぜひ一度聞いてみてください。

これからも沢山の深い言葉を秘めた歌を聴かせてくれることは間違いのない、クリープハイプ。新しい愛をお待ちしています。