ボーカル担当の女子が主人公、○○って誰?

スカパラの歌モノ、今回の主人公は女子。選ばれてセンターで歌うボーカル担当は、実力派シンガーソングライターですよ。

目的のある声が選ばれました!

片平里菜さんがボーカルを担当

2011年にレコード会社主催のコンテストで、1万人の中から審査員特別賞を勝ち取った逸材。ギタ女です。アコギの上手さはもちろん、余計な飾りを排除した、ストレートに届く声で歌うスタイルは、幅広い年代に刺さっています。

 

「嘘をつく唇」東京スカパラダイスオーケストラのボーカルは○○♪MVを観よ!女心の歌詞の意味とは。の画像

2017年3月発売の楽曲は「なまえ」「なまえ」は自分以外の人が口にすることは多いけれど、自分で声にする場面は少ないですね。

タイトルには「授けられた名前をもっと引き寄せたい」という思いが込められています。片平里菜さんの眼差しを見れば納得できます。

 スカパラとコラボをした時、片平里菜さんは23歳。20代前半とは思えない、声と雰囲気でスカパラのメンバーと対峙しています。CDが出た時はジャケットのイラストにも注目が集まりました。

 漫画界の大御所、江口寿史さんがイラストを担当しました。自分でも意識のないまま、大人モードに突入した女子の表情とギターは片平里菜さんそのもの。

トレードマークのロングヘアーは三つ編みアレンジ、利発なおでこは江口先生の観察眼が光ります。次は動く「片平里菜+スカパラ」MVについてご紹介します。

 

疾走中! 息をするのも忘れそう?! 一発撮りだよね…

見ている方も息が切れそうなスピード感が癖になります。NG出しても撮り直しはお断りですよね。

横浜は表も裏も魅力的?!

MVの撮影が行われたのは横浜。県立歴史博物館をスタートして日本丸メモリアルパークにたどり着きます。他には野毛・大岡川・JR根岸線の裏横浜をフィーチャー。

実際に走るとなると、駅伝形式でつながないとムリな設定なんですけどね。

 横浜をイイとこ取りしたMVは、明暗を歌い分ける片平里菜さんの声と、谷中先生の選んだ単語にピタリとはまりました。場面ごとの臨場感に、ハラハラドキドキさせられます。

 走るドラムや、お約束的なごみ箱から人が出てくるのは、外せないスカパラセンス。カメラマンさんもお疲れさまでした。

 MVはどんなに解説をつけても百聞は一見に如かず。タップしてスカパラon横浜に、浸って下さい。

歌詞から読み取る女心、私のメンタルはそんな簡単じゃない?!

お待たせしました。歌詞解説に入ります。タイトルにある「女心」が気になります。謎が深いのか、闇が深いのかはともかくとして、嘘をつく唇の世界に踏み込んでみましょう。

歌の始まりはセリフ、捨てるセリフにはしたくない?

歌詞スタート5行はセリフになっています。谷中先生の詞にGAMOさんがひれ伏して、メロディーを付けなかった訳ではありません。

片平里菜さんの歌唱力だけではなく、ホンキを出す表情が、歌い始めをセリフにしました。

「好きだからしかたないって、
それも勿論仕方ないんだけど、
どうにもならないこともある。
嘘をつく唇はいつも堅くなるのよ。
そんな唇ではキスは出来ない…。」

出典: http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=k-151209-091

しかたがないから仕方がない、唇は堅くてキスは出来ない。現状に結論を出しているようなセリフが唇から出てきました。つきたくて嘘を言ってるんじゃない。どうにもならないのはこじれているんじゃない。

 堅い唇は「口が堅い」のかたいを使っています。いい加減なことは言わないタイプと自分では思っています。だから今、キスはしたくないんです。仕掛けられるキスでも、緩んだ心では受けたくありません。

切り捨てられない歌詞ばかり? どこに着目すればイイ??